ビフィダスです。
今年の上四半期を終え、単行本作業に向けて通常原稿の締切サイクルが一旦ストップし、今若干の余裕が生じているので、これを機にこの上四半期を振り返っておきます。
…
去年の年末から4月半ばまで、ぞっとするほど原稿の山で、
息抜きイラストや年賀イラストを描く間もなく、
それどころか告知以外のブログ記事を書く間もなく働いてしまいました。
振り返ると…
1月冒頭 失楽天用ネーム諸修正(「タイムカプセル」ね 18P)。1月末締切、1月半ば提出、1月26までチェックバック修正。
1月半ば エンジェル倶楽部カラー表紙と20P本文原稿(「ママ教えてあげる」ね)。2月10日締切、2月7日提出(私は正規締切の半月前くらいに原稿を提出するのを常としているので、ここまで締切が押してしまったことがかなり稀)
2月頭 札幌雪まつりにおでかけ。2泊3日。
2月上旬より DMM用同人プロット開始(「不倫托卵温泉」ね 32P+表紙カラー)、3月5日完成、諸修正の後3月下旬発売開始。
2月上旬より 同時進行で失楽天新作プロット16P。(「耳たぶスイッチ」ね)、3月末締切、3月18日提出、3月20日チェックバック修正。
3月半ば 確定申告。私は一人でやった。
3月20日~ エンジェル倶楽部新作20P(「陽だまりの兄嫁」ね)、4月10日締切、4月8日提出(締切がここまでカツカツになったことはない)。
4月上旬~ コミック1に向けて「不倫托卵温泉」4P加筆と印刷用原稿作成。4月10日入稿。comic1、4月30日、「の51b」でお待ちしてます!
4月中旬まで とらのあなでの抱き枕/色紙等イラスト作成。
まあ兎に角働きました。
私はアシスタントさんとかを頼まず一人でやっているのですが、割と現体制ではこの作業量が限界値かもしれんと考えています。上限が見えた。
そして、働いた結果何が生じたのか、これもとりあえず書き残しておきます。
1、ワーカーホリック。締切をこなしていくことが人生の目標のようになり、自分で設定したスケジュール通りに仕事を進めることに生きがいを覚えるようになる。作家の展望とかいったことを考えるヒマがなく、幸福観・人生観が目の前に吊り下げられたニンジンを見つめる馬のように視野狭窄になる。
2、家庭への寄与やコミュニケーションの減少。家族や妻とあまり話さなくなり、家事や料理も減り、家族と遊ぶことも減る。
3、思考時間の総体的減少。考えて悩んでクヨクヨする時間が減少する、ないしアイデアを出すことの締切に余裕が無くなるので考え事がストレスになる。
4、運動不足。昔は夕方に秋葉原の書店の様子を見に行くといったことをしていたのですが、それを断つことで作業効率が爆上げ、その代わり運動不足に。
5、新刊エロ漫画をなかなか買いにいけない。新作を流しそうめんのように気軽に読めるkomifloがクッソ便利と知る。が、「誰かの作品集をまるごと手にする経験が減った」ことに、なんとない質的な悪影響も感じている。
6、新しい刺激を得る機会が減る。インプットの減少。今はまだ自分の中に溜まったもので作品を作れますけどね。不倫モノが増えるのは仕方ないね。でもインプットの減少は後々で響く予感がするのでいい加減断ち切ります。小説を読まなくなっているのがとっても辛い、ダイハードテイルズの更新が命綱。
…
そして今、私は二冊目の単行本に向けて作業をしているのですが、敢えてスケジュールをゆるく設定して、締切や作業に追われない時間を作っています。
そうすると、まあ、作業をしていない罪悪感が強い!
トゥイッターのタイムラインに流れるイラストやコミ1進捗画像を見るとそれだけで焦る。
自分が怠惰で無能な気がしてくる。
世界に置いていかれるような恐怖感に飲み込まれる。
とはいっても、慌ててイラストを描ける訳でもない。ヘンに功を焦る結果、下書きもままならない。
うーん、こりゃいかん…のですが、
これはワーカーホリック状態に入って脳のサイクルが変容した人間に特有のある種の副作用、宇宙飛行士が地上に降りた後重力が重くてしんどくなるのと似たような現象だと思って、あんま焦らず放っておくことにしました。
で、じゃあ今後の方針は。
1、アシスタントさんを組み込む。問題はこれが僕にとってとっても難しいということなのですが、やってみるにこしたことはないなあ。(今早速知人に打診してみました)
2、商業原稿スケジュールの管理。頼まれたら無理して引き受けちゃう判断をよす
3、よみずいランドいく。
こんなところで一旦いこうと思います。
あと、折角なので追記を。
★漫画家としての収入について。
3月に確定申告をした折、自分の収益が一体どの作業に由来しているのかをチェクしてみました。
結構身につまされるものを感じました。
自分の人生の目的というのと照らし合わせる時、労働&お金の概念というのは
1・継続的に、創造的に創作し、自作品を発表できる機会を確保すること つまり雑誌への定期掲載
2・糊口を凌ぐこと
3・妻とか世間体とかに対して威張れる程度の収入を出して、それなりに胸を張って生きれるようになること
4・好きな創造・製作を出来る時間的・金銭的余裕を持つこと つまり雑誌以外での作品発表
大体こんな感じになると思うのですが、
1に注力しすぎ、結果として4を失っている状態になっている感じです。
というか、1と4はバーターです。定期的な仕事をすれば余暇のプロジェクトに割ける時間は減りますものね。
ただ、人生の時間は有限なので、これからの指針を考えないといけません。
なので、今年はゲーム作ります。4月30日のcomic1にて、それに関する方針等ふくめた折本を出します。今晩からつくらなきゃ。
★オリジナル同人DL販売について。
今回作ってみた同人「不倫托卵温泉」。
https://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_126240/
これを売り始めた時は、売れ行きが気になりすぎて2,3日は全く仕事が手につきませんでした。気づけば無意識にサークルページを確認しているという有様で、その時抱えていた作業の進捗が想定の最低ラインにまで落ち込みました。
困った副作用でしたが、それはあくまで慣れの問題で、いずれは解消されることでしょう。
この作品の外部広告、自分で観測する限りあんま無かったのですが、まあ最初の一作なので余り気にしないことにします。
スマホで読みやすいような作品を作るということを考えましたが、それが吉と出たか凶と出たかはまだ判然としません。
この作品、温泉モノとして様々なヒロインでシリーズ化していきたいので、またちまちま描いていくと思います!
今年の上四半期を終え、単行本作業に向けて通常原稿の締切サイクルが一旦ストップし、今若干の余裕が生じているので、これを機にこの上四半期を振り返っておきます。
…
去年の年末から4月半ばまで、ぞっとするほど原稿の山で、
息抜きイラストや年賀イラストを描く間もなく、
それどころか告知以外のブログ記事を書く間もなく働いてしまいました。
振り返ると…
1月冒頭 失楽天用ネーム諸修正(「タイムカプセル」ね 18P)。1月末締切、1月半ば提出、1月26までチェックバック修正。
1月半ば エンジェル倶楽部カラー表紙と20P本文原稿(「ママ教えてあげる」ね)。2月10日締切、2月7日提出(私は正規締切の半月前くらいに原稿を提出するのを常としているので、ここまで締切が押してしまったことがかなり稀)
2月頭 札幌雪まつりにおでかけ。2泊3日。
2月上旬より DMM用同人プロット開始(「不倫托卵温泉」ね 32P+表紙カラー)、3月5日完成、諸修正の後3月下旬発売開始。
2月上旬より 同時進行で失楽天新作プロット16P。(「耳たぶスイッチ」ね)、3月末締切、3月18日提出、3月20日チェックバック修正。
3月半ば 確定申告。私は一人でやった。
3月20日~ エンジェル倶楽部新作20P(「陽だまりの兄嫁」ね)、4月10日締切、4月8日提出(締切がここまでカツカツになったことはない)。
4月上旬~ コミック1に向けて「不倫托卵温泉」4P加筆と印刷用原稿作成。4月10日入稿。comic1、4月30日、「の51b」でお待ちしてます!
4月中旬まで とらのあなでの抱き枕/色紙等イラスト作成。
まあ兎に角働きました。
私はアシスタントさんとかを頼まず一人でやっているのですが、割と現体制ではこの作業量が限界値かもしれんと考えています。上限が見えた。
そして、働いた結果何が生じたのか、これもとりあえず書き残しておきます。
1、ワーカーホリック。締切をこなしていくことが人生の目標のようになり、自分で設定したスケジュール通りに仕事を進めることに生きがいを覚えるようになる。作家の展望とかいったことを考えるヒマがなく、幸福観・人生観が目の前に吊り下げられたニンジンを見つめる馬のように視野狭窄になる。
2、家庭への寄与やコミュニケーションの減少。家族や妻とあまり話さなくなり、家事や料理も減り、家族と遊ぶことも減る。
3、思考時間の総体的減少。考えて悩んでクヨクヨする時間が減少する、ないしアイデアを出すことの締切に余裕が無くなるので考え事がストレスになる。
4、運動不足。昔は夕方に秋葉原の書店の様子を見に行くといったことをしていたのですが、それを断つことで作業効率が爆上げ、その代わり運動不足に。
5、新刊エロ漫画をなかなか買いにいけない。新作を流しそうめんのように気軽に読めるkomifloがクッソ便利と知る。が、「誰かの作品集をまるごと手にする経験が減った」ことに、なんとない質的な悪影響も感じている。
6、新しい刺激を得る機会が減る。インプットの減少。今はまだ自分の中に溜まったもので作品を作れますけどね。不倫モノが増えるのは仕方ないね。でもインプットの減少は後々で響く予感がするのでいい加減断ち切ります。小説を読まなくなっているのがとっても辛い、ダイハードテイルズの更新が命綱。
…
そして今、私は二冊目の単行本に向けて作業をしているのですが、敢えてスケジュールをゆるく設定して、締切や作業に追われない時間を作っています。
そうすると、まあ、作業をしていない罪悪感が強い!
トゥイッターのタイムラインに流れるイラストやコミ1進捗画像を見るとそれだけで焦る。
自分が怠惰で無能な気がしてくる。
世界に置いていかれるような恐怖感に飲み込まれる。
とはいっても、慌ててイラストを描ける訳でもない。ヘンに功を焦る結果、下書きもままならない。
うーん、こりゃいかん…のですが、
これはワーカーホリック状態に入って脳のサイクルが変容した人間に特有のある種の副作用、宇宙飛行士が地上に降りた後重力が重くてしんどくなるのと似たような現象だと思って、あんま焦らず放っておくことにしました。
で、じゃあ今後の方針は。
1、アシスタントさんを組み込む。問題はこれが僕にとってとっても難しいということなのですが、やってみるにこしたことはないなあ。(今早速知人に打診してみました)
2、商業原稿スケジュールの管理。頼まれたら無理して引き受けちゃう判断をよす
3、よみずいランドいく。
こんなところで一旦いこうと思います。
あと、折角なので追記を。
★漫画家としての収入について。
3月に確定申告をした折、自分の収益が一体どの作業に由来しているのかをチェクしてみました。
結構身につまされるものを感じました。
自分の人生の目的というのと照らし合わせる時、労働&お金の概念というのは
1・継続的に、創造的に創作し、自作品を発表できる機会を確保すること つまり雑誌への定期掲載
2・糊口を凌ぐこと
3・妻とか世間体とかに対して威張れる程度の収入を出して、それなりに胸を張って生きれるようになること
4・好きな創造・製作を出来る時間的・金銭的余裕を持つこと つまり雑誌以外での作品発表
大体こんな感じになると思うのですが、
1に注力しすぎ、結果として4を失っている状態になっている感じです。
というか、1と4はバーターです。定期的な仕事をすれば余暇のプロジェクトに割ける時間は減りますものね。
ただ、人生の時間は有限なので、これからの指針を考えないといけません。
なので、今年はゲーム作ります。4月30日のcomic1にて、それに関する方針等ふくめた折本を出します。今晩からつくらなきゃ。
★オリジナル同人DL販売について。
今回作ってみた同人「不倫托卵温泉」。
https://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_126240/
これを売り始めた時は、売れ行きが気になりすぎて2,3日は全く仕事が手につきませんでした。気づけば無意識にサークルページを確認しているという有様で、その時抱えていた作業の進捗が想定の最低ラインにまで落ち込みました。
困った副作用でしたが、それはあくまで慣れの問題で、いずれは解消されることでしょう。
この作品の外部広告、自分で観測する限りあんま無かったのですが、まあ最初の一作なので余り気にしないことにします。
スマホで読みやすいような作品を作るということを考えましたが、それが吉と出たか凶と出たかはまだ判然としません。
この作品、温泉モノとして様々なヒロインでシリーズ化していきたいので、またちまちま描いていくと思います!