ビフィダス牧場

サークルyogurt、ビフィダスの活動報告場です

2020年01月

エロ描く方のビフィダスです。
令和2年の商業作品第一弾、できました。
「陽菜ちゃんはHに興味がある」
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銭湯の帰り道にある空き地でエロ本を漁っていた一人の女の子、陽菜ちゃん。
今エッチに興味がある女子と、昔エッチに興味があったオッサン。
時代が混じり合う。 

めちゃ面白いと思うから、読んでね!! 
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この土日月、ものすごい面白い催しや出会いが重なり
頭がパンクしていて この栄養を消化するのに時間がかかりそうだから
今のうちに脳味噌に溜まってる硬い一まとまりの言葉の塊をひり出しておこうという寸法のコラムだよ。 
⭐︎今から書くことはあらゆる意味で愚痴ではないよ。金庫には鍵をかけようとか、トイレに行ったら手を洗おう、くらいの話だよ

 【成年向けエロ漫画雑誌の編集さんにやって欲しいこと】
1、事務面、連絡面について
●何かの企画や約束は、電話口で伝えたり確認したことであっても、とにかく必ず 文章の形でまとめて作家に送信し、記録を残していて欲しいよ
⭐︎守るおかげで生じるよいこと
 ・作家としても、忘れた時に確認できるよ
 ・後日、連絡ミスや見解の齟齬があった時などに、相互不信になるリスクを回避できるよ
 ・作家にとっても編集さんにとってもタスクの明文化になって、スケジュール管理に役立つよ
 ・事務面の律儀さはビジネス関係の基礎だよ 安心の源だよ
 ・掲載時期含め、締め切りのある仕事の話とかは、確認という意味でも心理的な意味でもこういう共有はありがたいよ
守らないせいで生じるわるいこと
 ・口約束は作家も編集も忘れるよ それが単行本販促みたいに「時機を逃さないことが大事」な事柄だと、目も当てられないよ
 ・出版社側の企画の詳細が作家に示されないせいで、作家がやった仕事(サイン本とか色紙とか)が何に使われるのかよくわからないまま企画が進んでいくことがあると、作家としてはすごーく気まずいし編集全体に不信感が湧くよ それが巡り巡ってお客さんの損になることがなるよ
 ・作家が編集に頼らずに広報とかやり始めたら、雑誌から離れていく前兆だと思うよ

2、日常的な事柄について
●頼むから漫画でも文学でも映画でもドラマでも、作品にちゃんと触れて知っていて欲しいよ 
⭐︎守るおかげで生じるよいこと
 ・「作家にとって既知のことが、編集の無知ゆえに拒絶される」という最低最悪の地獄状況が回避できるよ これは逆がないよ、つまり「編集が作家より知りすぎているせいで作品が損をする」ことは、ないよ
 ・漫画の表現方法や演出、脚本に関して、作家の前衛的・先取的な提案に積極的な対応が出来るようになって、作品の質を高められるし、その時に作家の信用を増せるよ
 ・作品内容に対する意見がある時、指摘に具体性を増やせるよ 「いろいろ引き出しがある」のは何かをより分かりやすく伝えるのに便利だよ
★守らないせいで生じるわるいこと
 ・まあ軽蔑されるよ 作品を世に送り出す時の一番最初の通過点が信用できないってのは、かなりまずいよ 作家に共同制作者がいるならいいかもしれないけど

●仕事上のことで何かミスがあって謝る時はしっかり謝って欲しいよ
⭐︎守るおかげで生じるよいこと
 ・普通だよ
★守らないせいで生じるわるいこと
 ・まあ、考えてみれば「謝り方が悪いと感じられている状況」って、それ以前の段階ですでに決定的に信用や信頼がない気がするので、謝り方だけ変えれば済む問題かというと怪しいよ

3、スカウトについて
●頼むから、いいなと思った作家をスカウトして欲しいよ
⭐︎守るおかげで生じる良いこと
 ・作家をノセ易いと思うし元気付け易いと思うよ
★守らないせいで生じるわるいこと
 ・まあ、あまりに反応が淡白だと、「なんなんこいつ」ってなることは多いよ その状態で読者アンケートや感想を作家に伝えない場合、作家は「誰からも反応がない状態で作品を作り続け、作品の中長期的方向性を自分で定める」という地獄のタスクを背負い込むことになるよ よっぽど自分に確信があって戦略性を持ってる作家でない限りは迷うよ 見渡すどこにも塔の立っていないオープンワールドゲームみたいなもんだよ

4、打ち合わせや雑談について
●…まあここは明文化しないことにするよ

あけましておめでとうございます。
旧年はご支援・ご応援頂き、ありがとうございました。
今年もよろしくお願いします。

旧年は、
・電子同人の大当たり
・同人作品のグッズ化
・同人作品の実写AV化
・三冊目の単行本『情交の日々』発売
など、様々なことがありました。
特に、単行本三冊目というのを私は、自分の作家生命が続くか絶たれるかの分水嶺と考えていたので(私は商業の仕事を割と重視している)
今回の単行本の売れ方を注視しています。多分セーフラインは超えているとは思っているのですが、販売データが私の方に全然入って来ないので、わからない!紙でも電子でも、買ってね! http://yogurtbifidus.blog.jp/archives/81560736.html
紙の本の売れ方に気を揉むというのも最早、「本が読まれるあり方」の現状とは即していないのかもしれませんが、それでも気にしてしまいます。

さて、今日はせっかくなので、今年の抱負を考えつつ、商業誌と同人誌との兼ね合いについて思うところを書ければと思います。

・ラジオ配信をやろうとおもっていたけれどやめた
年末に、自分でラジオをしながら好きな漫画とか面白い漫画の面白さについて紹介したり分析したりするというのをやろうかと考えていたのですが、
ラジオに気を取られている時に作品構想でスランプに陥ったため、一旦白紙にしました。
私はどうやらエネルギー内圧を一点集中で放出するタイプらしく、別の蛇口を開いてしまうと創作に影響が出るっぽいですね。まだまだ漫画で描きたいことがいっぱいあるので、そちらを頑張ります。
ただ、考え方を記録に残しておく&新しい刺激を得る癖をつける&心地よい話し方や心地よい考え方を身につける習慣づけとして、配信は有意義な、そして緊張感ある営みになるとは思っています。

・今年は単行本4冊目が出る年
になります。エンジェル倶楽部誌で描いていた作品が、今年には単行本一冊分貯まる計算になるのです(ちょー面白い本になるよ!)。
が、単行本発売は一年以上は間を開けないと読者の方が疲れてしまって売れ行きが下がると古事記にあるので、雑誌掲載計画と単行本作業時期は悩みどころです。
今年の年末目掛けて、スケジュール含めて編集さんと相談しつつ決めていきましょう。
1月末発売のエンジェル倶楽部に掲載される私の新作、チョー面白いよ!読んでね!
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・今年は年収を高める
去年、貯蓄を大きく失うことがあった上に、税金をかなりの高額払うことになる予感なので、今年は安定的に収入を得ることができるように頑張りたい所存です。オリジナル同人も積極的に出しますが、新しい発信の仕方も考えています。画策。

・やりたい事が決まった
今回は3冊目の単行本が出るに際し、編集さんとの意思疎通の齟齬がアホみたいに重なった為、雑誌の仕事の一つに関する意欲がボロクソに低減していました。
元から描いていた雑誌でものすごく面白いことを思いついてしまい、早く描きたいのと、
オリジナル同人でも描きたいことがめちゃあるのとで、
「ここから更に生産ラインを作るイメージがないな、三方面作戦はキツいな」とも感じていました。
作家は、「ワクワクするような思いつきが生まれていない」&「編集さんへの不信」とが重なると(この二つは連動する事が多い)、まあ、ものすごくやる気が失せて、スーッと活動舞台を移していくものなのですが(働き甲斐を感じず、人間関係も悪いとなれば、誰だってそんな職場には居たくないでしょう)、
しばらく考えているうちに面白いテーマが決まり、勝手にワクワクし始めたので、適宜スケジュールを組み立てて仕事をしていければと考えています。
作家と編集さんは持ちつ持たれつの共同作業のこともあれば、作家が編集さんと無関係に勝手にモチベーションを持って働くパターンもあり、今回の僕は後者のようです。
他人のせいにしてクサクサ生きるのはつまらないので(本当つまらない)、あんま他人に期待したり依存したりせず自分で粛々と楽しいことをやるということ、出来る範囲で、そして出来るうちは、していきたいです。こういう考え方も、幸運に恵まれた結果に過ぎないのでしょうけど。

・商業雑誌と同人活動
作家が商業誌で活動する意義とは何か、と考えると、難しいものがあります。
成年向け作家に関しては、掲載ペースの緩さからして、商業誌一本で生きるよりも同人を並行した方がいいとは思いますし、同人一本で活躍されている作家さんも多いです。
ただ、僕自身は少し雑誌に拘っているところもあります。
僕自身が現状、雑誌に感じている魅力は何なんだろう。それは本当に本質的なことなのか。それ含め、以下に列挙しつつ検討してみます。

1、定期的に作品を作るのがそもそも好き→無論、同人でも定期的に制作はできます。
2、定期的に原稿料という固定収入が生じるのがいい→原稿料と同人の売り上げを天秤にかけた時にどうなるかという問題はあります。ただ、「商業のペースで同人を作ればいいじゃないか」と聞かれると、そこはよくわかりません。難しい。例えば作風が固有過ぎる先生の作品とかは、読むと疲れるからあんま連続して作品を出されると嫌になる、とかあるかもしれない。毎日が豪華料理だと、ある時点からその豪華料理が嫌いになることがある。
3、商業作品は同人作品に比べてバリエーションを作りやすく、作品の振れ幅を持たせ易い。→これは僕の考えに過ぎません。同人作品でも作品バリエーションは作ろうと思えば作れます。
 また、「商業誌であれ同人であれ一人の魅力的な作家に作品バリエーションはあんま望まれていないでしょう、お気に入りのAV女優さんの顔が毎回変わったら嫌じゃないですか」という見解もあり、悩み中です。
 僕自身が、描いてて飽きたり詰まらなくなったり「これ飽きられてないか」と不安になったりするのが嫌だからなあ・・・でも、そういう悩みが読者の方には望まれてない、ってことがあるのなら、難しいことだ・・・うーむ。いや、160キロの球をど真ん中に投げ続けて勝つ投手もいれば、肩が弱くてもコースを投げ分けて勝つ投手もいるんや。球の投げ方は人ごとにいろいろあってええんや。
4、雑誌は全国に流通するので、多くの人に作品が届く→これも怪しい話です。部数の話は置いといて(雑誌を定期的に買う読者の方がいるのだから部数はどうでもいい)、雑誌を買う人それぞれの顔が、作家には全然実感できない(雑誌というのがそもそも多くの人に情報を届けるためのものなので、顔が見えなくなるのは当然なのだけど)ので、読者の方のご応援が作家のパワーとして摂取吸収されづらいというのは、不幸かな、あります(コミケはその点、来てくださった方からいただけるパワーが本当すごいんです)。(←追記 雑誌へのアンケート感想ってあるじゃないですか。それについても、作家に対する伝達を綿密に行う編集部と、そうでない編集部とがあり、そうでないところに対して「くれ」と要求してもそういう編集部は意見集約が全然システム化されていないので口頭で読み上げて作家に伝えておしまい、次からもなし、みたいになりがちです。うんち。)また、電子配信が増えていて、流通媒体としての紙の雑誌にこだわる意義は、減っている、のかも、しれません。データがないのでわかりませんが。ただ、雑誌を定期的に買って下さる読者の方がいらっしゃるのだから、そこに向けて作品を作ることからはブレないでいい、とも思います。
5、雑誌がカラーを持っていて、その中で立ち位置を持ちつつ作品発表できることが楽しい→これは、今ものすごく感じていることです。
雑誌というのが、イケスのように趣味趣向・その作家・その読者の皆様を、囲いながら育て守る、という面は確実にあると思います。週刊少年誌に散らばるスポーツ漫画枠のように、「その雑誌の中でスポーツ漫画の看板を背負う」という仕方でサッカー漫画、バスケ漫画、バレーボール漫画とかが並行的に共存し、ジャンルを維持し、栄えさせる、という面は、あるように感じます。
成年向け雑誌ですと、作家が雑誌掛け持ちをすることで、もしくは雑誌が既に他誌で活躍中の作家を招くことで、「囲いを作ってカラーを出す」という機能が崩れがちになっている感はありますが(これ、作家にとっても良いことじゃないと思うんだなあ)、エンジェル倶楽部誌などはすごくしっかりとカラーがあるので、その中で作品を発表することがとても、とても楽しいですね。
この一点の為にも、私は雑誌という形態を守りたいと考えています。イケスがなくなって全ての作品と読者と作家が一つの海に放流されたら、多分、一番ダメージをくらうのは「多様性」な気がする。確信はないけど、恐れてはいます。まあ、電子雑誌にスライドして多様性は普通に存続する、って気もしますしね。わかりません。
6、雑誌で描くと、漫画の内容指導のプロフェッショナルである編集さんと二人三脚で作品を作ることになるので、自らの作品の質を高め作家としての魅力を高めていくことが出来る→これも本来は最大の魅力の一つだったはずです。
作家というのはたまたま「漫画を描く」という謎のレアスキルを持ったレアモンスターのようなものです。偏った存在です。これに「生産性」だの「経営戦略」だの「広告戦略」だの「販売戦略」だのを付与して、莫大な価値へと磨き上げるのが編集という業務という気はします。そういう戦略性を作家本人に求める風潮って、酷なんじゃないか、分業した方が効率的なんじゃないか、ゲームだって制作と販売は別だというのに、とは思います。まあ、スキルを全部持ってる人は勝手に一人で作品を作って売りながら勝手に成長していくのでしょうけど。
そもそも、「漫画を描く」というスキル自体が、複合スキルです。表現意欲、構想、作画、脚本(短期と長期)、演出、安定的生産性、心理的安定や環境的安定、全部兼ね備えて初めて「漫画を描く」というスキルになり、どれかが一つ欠けるだけで、価値が激減してしまいます。醤油とワサビのない刺身とか、ライスのないカレーとか、塩を入れ忘れたスープとか、小石の混じったスープとか、量の少ない丼とか、そういうことが往々にしてあるのが漫画です。というか、そもそも「漫画が好きで漫画だけ描いてきた人」より「何か熱中する趣味や経験があって、ついでに漫画も描けるようになった人」の方が作家として活躍している気がするので、「漫画を描く」というスキルは罠スキルなんじゃないかとすら思います。
そういう、「もうちょっと部品があれば空を飛び莫大な価値を生み出すかもしれない未完成のロケット」に、部品を与えて共に作り上げる役割があるとしたら、それは編集さんしかいないんじゃないか、と思います。刺身に醤油とワサビを足す。カレーにライスを添えるかパン生地で包んで揚げる。塩を加えたり小石を取り除く。量を増やして満足感を増やす。ティンクルポポを星のカービィにする。そういう風なノウハウを持っている人がいるとしたら、漫画制作と販売の両方に携わり、専門的経験と試行錯誤の積み重ねのある、編集さんが一番近い位置にいるんじゃないの、と僕は思います。
が、なんか近頃の話を聞いていると、「スカウトした作家のことが好きで、その作家の魅力を伸ばし技術を指導しつつ売れるようにも配慮して、人気作家・看板作家にし、更には自立を補助する」みたいな編集さんの話は、かなり稀にしか耳にしません。編集部の中でノウハウの共有・供与すら無さそうな話も耳にしていて、「漫画家がこんな必死こいて頑張ってるのに、なんなん」とすら思ってしまいます。
「成年漫画に関しては、ここ数年で『売れるノウハウ』がぐちゃぐちゃになって通用しなくなったため、編集さんは作家に内容的指導がしづらくなった」という話も聞いて、ほんげー、ともなりました。
あと、活動的な編集さんは雑誌を飛び越えて同人誌制作とかに携わるケースがあるみたいなので、いよいよ雑誌のアドバンテージが怪しい。
今年はいろいろな編集さんにお話を聞いてみたいですね。単純な興味で、ノウハウを知りたい。
・・・ただ、何にせよ、「作家の力を伸ばして、より多くの読者の方に作品を届け、世界に喜びを増やす」という目的意識は、編集さんと、共有しときてえよなあ、と思います。これが共有できてない時の不信感たるや。
7、自分をスカウトしてくれて、作家として伸ばしてくれた雑誌と編集さんとその読者の皆様に恩義がある→あります

… こう列挙してみると、結局僕が商業誌で頑張っているのは「雑誌に恩があるから」「雑誌の存在が、表現世界の多様性と豊かさに寄与するところがある気がするから」というところに落ち着きそうですね。
漫画というフィールドの面白さと多様性に僕自身も何かしらの仕方で寄与出来るよう、頑張れたらと思います。


追記
電子同人や電子雑誌の最大の致命的欠点が、「後出し表現規制にべらぼうに弱い」ところです。クレカ会社がノーを言えば、これまで栄えていた一つのジャンルが翌日には根こそぎ廃墟になっている、ということが、あるし、あり得るのです。
電子は万能薬でも作家にとっての救世主でもないと僕は考えます。ミクロな利点はあれ、表現全体に対してのマクロな影響としてはどうかな…という考えです。
雑誌や即売会イベントといった旧来の物質的な販売形態を、僕は堅守する側に居たいところです。紙の単行本とかの販路を僕が重視している理由の一つもここです。

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