C94、お疲れ様でした!!
hyousi14
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単行本表紙

で、戦利品も届き、諸々の整理が終わって、体中に残る疲労感と倦怠感の中で頭の整理と記録の為にざっきをしたためておきます。
思い出した順にいきます。

・一日目
一日目は一般参加として、昼過ぎくらいに会場入りし、挨拶回りを目的にして動いた。僕の友人(友人という言い方をさせて頂く)はだいたい艦これ島にいるので、そこをめがけて突貫した。
すごい楽しかった。
半年ぶり、一年ぶり、下手すりゃそれ以上会えてなかった方にご挨拶できるというのは嬉しいものなのだ。
で、艦これ二次創作とか写真集とかをゲットしまくってきた。
ただ、トゥイッターを見ていると11時とか12時とかの時点で完売報告が相次ぎ、電車でそれを確認しながら私は泣きそうになっていた。

考えてみれば、このときが掛け値なく楽しかったのは、「艦これ二次創作の中で繋がった友人(友人という言い方をさせて頂く)がいる」からだったのだろう。
「ファン同士」という関係、「お互いに目の前の山を臨みながら一緒に歩いている状態」とでもいうのか、本当に良いものだと感じるし、
もしかすると人同士が仲良くなる際の一番良い状況の一つかもしれない、とも思う。

・三日目
今年は例を見ない猛暑という印象が強かったため、普段しない準備として、
自宅で予めアクエリアスや水のペットボトルを凍らせておいたり(わざわざやるまでもないかも)、会が終わった後の着替え(これは悪くなかった)を用意したりしていた。
だが、どうやら午後が雨だとか暑くないとかいうので、若干右往左往してしまった。
ちなみに、午後の雨で一番困るのは搬出時に雨ざらしになること、だと考えていたが、クロネコの受付所は東8屋内、ゆうぱっくの受付所は雨天だと東1だか4あたりの構内に移動するというので、サークル出展者はそんなしんどいことはないのかもしれない。良かったね。
・で、色々な想定外が起こった。
1、入場に結構時間がかかり、会場入りが8:15くらい、ダンボールをスペースに運び込み、同行していただいた売り子さんをコス更衣室に送り出すまでに8:20くらいになっていた。8時に入場してりゃいいと考えていたが、既に後発組だったのだ。これからは集合時間を早めていくことにした。早くて損なし。
2、自宅の既刊を結構大量に持っていったため、背の高いダンボール2つとカートを現地配送したのだが、カートに載せたらカートひもの長さが足りず、無理に引っ張ったらひもが切れた。事前に試しとけという話だ。
3、私の配置された東クはぶっとい通路に面していたのだが、目の前に既に行列が出来ていて、自由な移動が出来ないムードだった。閉塞感がハンパじゃなかった。
4、いつもは設営を開始するとすぐコミケスタッフの方がサークル登録をしに来てくださるのだが、今回は諸々のすれ違いがあったのか、9:10くらいまでサークル登録が済まなかった(こういうことあるんね。多分、設営開始が早いとスタッフさんのチェックも早いんだと思う)。
5、売り子さんもお着替えに時間がかかってしまい、結局9:20くらいにようやくサークルが二人体制になった。大もとの考えでは8:00入場、8:30には売り子さんが戻って来て、9時半までゆうゆうと挨拶周り、なんて考えていたのに、丸々一時間遅くなってしまい挨拶回りが全く出来なかったのはつまり私が夏コミの恐ろしさを忘れていたということだ(だから忘れない為に書き残しておきます)。
6、設営というのはしんどい。サークル登録と新刊登録、配置、ポスター展開、そして何よりゴミや段ボールの廃棄、色々やることがあるので、複数人いたら楽なことが一人では全然出来ないということが本当ある。今回、設営の段階でゴミを捨てに行く余裕がなかったのは初めてのことだった。

・教訓
1、サークルは三人体制でやれ。サークルチケットにムダなし。(コミ1で感覚が麻痺すると、「二人でどうにかなんじゃね?」とか思ってしまったりするのだ)
2、売り子さんにコスをお願いする時は、売り子さんを徹底的にカバーできるようにやっぱり一人じゃ足りない。三人体制でやれ
3、サークル配置によっては挨拶回りとか設営とかが全然困難になるので、気をつける。「太い通りに面しているからヤッター!」とか能天気に思っていてはいけない。

・売り子さん
naoさんhttps://twitter.com/nao366dcに売り子さんをお願いしました。浴衣だよ!うれしーい!しかも今回は頒布やお留守番でかなり働いていただいてしまい、ものすごく頼りにさせて頂きました…!
・起きたこと
1、比較的暑くない日で、朝とかは涼しいくらいだったのだが、蓋を開けてみれば結局会場内は猛暑となり、会場設営までにペットボトル2本飲みきり、凍らせたペットボトル2本も12時前に飲みきった。塩タブレットを持ってきたのは大正解で、こんなムシャムシャ食べられるものだったっけと思うくらいムシャムシャ食べた。お水類の差し入れがありがたかった・・・!(なお、凍ったペットボトルの差し入れは、ちゃんと飲まないで放置していると水でビシャビシャになって段ボールや本が濡れてたりするので、頂いた際にタオルで包むべし。)途中朦朧となり、ヒヤロンでわきの下や首を冷やして事なきを得た。教訓。ヒヤロンを軽視するな
2、今年の3日目はえらい人出が多かったようで、12時くらい(普段だったらちょっと収まったかな?とか思う頃)ですら、段ボールを捨てに行ったら行きかう人にぶつかりまくり、何か妙だという話になった。入場制限解除も12時半過ぎとかになってた気がする。「混み過ぎてて人の流れが悪いせいで逆に人が減る」みたいな現象があったんじゃねーかという話も後で出てきた(混んでる=目当ての場所に行く際の心の余裕がない=道中なんて見てられない、ゆっくり買い物できない、みたいな心理だとか、そういうのだ)。
3、今年の目標は、「残部を出す」だった。
というのも、これまでの参加で「完売しましたすみません」となったり
「取り置き分もなくなっちゃったのでせっかくご挨拶いただけたのに新刊交換できません」となったり
「自宅在庫がないのでその後誰かに新刊を渡せません、持っていけません」となったりするのが結構嫌な気分だったので、
今回はドンと作って持っていこう、ということにしたのだ。
結果としてちゃんと残部が出た。これ、決して悪い気分ではなかった。
今回、挨拶回りに出られたのは2時を回ってからだったのだが、そのタイミングでも、サークルさんがちゃんと新刊を展開していて、こういうのって参加者にとってとても嬉しいこと、頼もしいことだよなあ、と、しみじみ思ったのだ。意に染まず挨拶にいけない、意に染まず会場到着が遅れる、そういうときに本があるって、いいよね。
無論、参加目的や参加形態は人それぞれなので、良い・悪い/そうすべき・べきでない、という話ではないですよ。私も明後日には「やっぱ帰りは身軽がいいや」とか言い初めて完売目指したりするかもしれない。
4、単行本を出した後のコミケ
って最高ね!ファンレター頂戴しちゃった!ご感想もたくさんいただけました!!ありがとうございます!!
5、帰りの荷物
当初は段ボールに入りきらなかったものをある程度自力で持って帰ろうと考えたが、肩の荷を考えたらげんなりして、結局もう一箱使って全部を送った。宅配is GOD。ただ、帰りの宅配列(ゆうぱっく)は一時間並んでしまった。これで日差しがあったら死人が出てたんじゃないだろうか。曇ってて助かった。そういう意味では天気に恵まれたコミケだった。
クロネコの方が空いてたりするの?知りたい。
6、気になる「だいしゃの王様」
今年のコミケ会場では、「だいしゃの王様」さんによる台車無料レンタルが導入された。
初日にその存在が気になってスペースに立ち寄って話を聞いてみたが、
会場内に三箇所(東に二つ、西に一つ)、50台体制で台車を用意して頂いており、受付用紙に記入し、30分の使用制限、そして借りた場所で返却、というシステンムだそうだ。
個人的に、使い勝手が気になる。山ほどあるサークルがここに依存することは現実的でないし、宅配搬入・搬出が大掛かり(でかい段ボールに既刊つめこんでるとかね)の場合、自前でカートを用意する方が絶対便利だ。
となると、使う人は
「普段カートを使わない・使わないで済ませてる人が、これを使って楽になる」
「カートを持っておらず、搬出量が一定以上・予期せず多くなった人が助かる」
「手持ちのカートが貧弱だとか破損したとかでピンチな時に借りる」
とか、そんな感じになるのだろうとは思う。
そして、搬出だ。宅配郵送列でだいしゃの王様の台車をちょくちょく見かけたが、そうなると1時間は並んでしまう上に途中で返しに行く手段もないので、結局30分時間制限を利用者は遵守できない予感がする。ここんところ、どんな使い勝手なのか、知りたい。

・教訓

1、サークルチェックリストは首からぶら下げる形にしたほうがいいかも。めっちゃいつも無くす。
2、夏場に限った話だが、会場周回時に使うバッグは、ペットボトルを外側ポッケに収納できるヤツとかにしたい。ペットボトル、必須でありながら本との相性が悪いのだ。
3、既刊を沢山、そして沢山の種類もっていくと結構いろいろな意味で煩わしいかもなと感じた。搬入が重くなるし、頒布の際に相手にも煩わしい思いさせるので、今後は在庫を整理し、搬入数も減らそうと思った。準新刊以外は5部ずつとか。あと、自宅からの既刊搬入量は段ボール1箱に収めてよさそう。ここは遵守しよう。

・同業者
あんまこういうことは口に出したくないが、「元気な同業者が一定数いないと成立しない業界でありながら、同業者と競うことになる世界」というのは結構あって、プロ野球選手とかはそうだろうし、エロ漫画とかもそういう側面がある気がする。
こういう時、「同業者同士」って、どういう意識を持っているものなのだろう。
ライバル同士ギスギスするものなのだろうか。現に私も、競ったり肩肘張る意識は持っているしこの意識は抜けない。でも、ギスギスしたり自意識過剰になってメンタルが悪化しても潰れるだけだし、ましてや、足の引っ張り合いとかはしていられまい。
「情熱大陸」という番組に出たプロゲーマーのときどが、「ゲームのプレイヤーが戦わないといけないのは世間の目で、プレーヤー同士はそういう意味で仲間である」といった発言をされていた。同業者同士は勝負の中に生き、勝負に勝たなきゃ人気度とかスポンサーとかが減っちゃって生きていけないが、その戦い全体の大きな目的に「ゲームは面白くそして尊いものであるってことを世間に示す」というのがあって、その大目的を忘れなければ同業者同士は蹴落としあうべき敵ではなく共に高めあうべき仲間、ということなのだろう。
なんらかの作品のファン界隈だと、「この作品が好き」という大目的があり、しかもこの大目的は「みんなが持ってる」とか以前に何より自分の中に大前提としてある。ファンというのはこの大目的を共有する者同士のことだ。だから友人になるというのは自然な話だ(無論現実には困った諍いとか多いだろうけど)。
エロ漫画だとどうだろう。妬もうと思えばキリが無い。心はすさんでいき、コミケ参加も戦場で刀を振るっているような気分になる。でも、大目的があるとしたらどうだろう。「エロ漫画家は、面白いエロ作品をガンガン世に問うて、各々のエロの道を互いに研鑽しつつ、世間の中でこの分野を奪われないようにする」みたいな大目的があるとしたら。それを自分の中に設定できたら。
目先の勝ち負けや成績にこだわらず、力を尽くして自分なりの仕方で大目的に奉仕する…そういう意識を自分で確立できた時、同業者に対して濁りの無い関係性を構築できたりするのではないか…と、少し考えている。
そうなると結局、「自分に自信があること」が、「同業者同士で仲間を作る」…というか、そもそも「友達を作る」為の最大の前提条件なんじゃないか、とか思う。