ここ一ヶ月、テーマについて考えていた。
テーマ。
エンジェル倶楽部さんでの三冊目に向けてのテーマで、これが決まると単行本の背筋がきっちり通るし、その間、失楽天さんでの作品作りにも焦点が定まるので創作ペースを維持し易くなる。
だがこのテーマというのを決めるのが難しい。

単行本は8~10作が収録されるとして、
「一冊の内の三分の二まで一貫性があればその本には性格が備わる」と古事記にあるので、2~3作は猶予があるっちゃあるのだが、
性分として、それなりの見通しが無い状態で動くのは怖いので、やはり方針は急いで決めたほうがいい。

テーマの縛りが強すぎたりアクが強いと良くない。
かといって希薄であると意味がない。
自分の表現したいことに自然と接続できて、しかし自由度は高めで、一つのテーマの中でなお色々なことに挑戦できるテーマがいい。
ちょっと背伸びしたテーマだと毎回のモチベが維持し易いのでいよいよ良い。

ハンターの念能力選びのように慎重な作業でしたが、
今大分定まってきて、必勝の確信が出てきたので、悩む時間は終わりそうです。


【テーマのいいとこ】
1・レパートリー思考法が使えるのでアイデアを出し易い
2・出だしで悩まずに済む
3・長期掲載や二誌同時掲載とかにチョー便利
【テーマの悪いとこ】
1・思考が硬直化しやすい
2・考える時間が一年単位で免除されるので一年後にいざ頭をひねらねばならない時に苦労する
3・テーマAでは自動的にクリアできていたことがテーマBでは満たせていない、というような問題が生じ易いので、けっこうセルフチェックが必要。