ビフィダス牧場

サークルyogurt、ビフィダスの活動報告場です

雑記

4日間にわたりましたコミケ、準備に関わられた皆様、サークル参加・一般参加された皆様、お疲れ様でした。
そして3日目のyogurtにお越しいただいた皆様、ご挨拶いただきました皆様、ありがとうございました。新刊が早々に完売してしまいまして、新刊をお手に出来なかった皆様、申し訳ございませんでした。委託・電子販売じょうほうはこちら!感想聞かせてね!
また、頒布をお手伝い頂きました売り子さんお二人(お二人の凄まじい働きとご配慮のお陰で本当に助かりました)に、ここで改めて感謝申し述べます。ありがとうございました。
今回のコミケではちょっと不思議な感覚があったので、それ含めとりとめなく書き残しておきます。
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・混んでた
私は三日目参加、大きな通路に面した誕生日席だったのだが、
目の前に人の濁流が出来ていて、12時くらいまで?いやもっと?ずっと混んでいた。
誕生日席、場所によっては「人がそこに留まれない」という状況になり、頒布の傾向がものすごく変わって来そうに思える。つまり、午後を大きく回ってもジーっと本を展開し続ける気概を持たないと、自他共に満足の行く頒布ができない、みたいな。
「混みすぎていて逆に人が減ってる」という感覚を、ここ数回の成年向け参加で感じている。この傾向、加速するのだとしたらちょっと厄介かもしれないけど、昔からそうなのかもしれないし、よくわからない。
・人の波が特殊
これは売り子さんに聞いたのだが、会場が有明と晴海に分散したことで、「晴海組が有明に遅れて到着することで生じる第二波」がある、のだそうだ。明確に実感はしなかったが多分あったのだと思う。12時・1時近辺で会場の混雑がハンパじゃなかった。数年前の東館でのコミケは、1時に行けばわりとスイスイ移動できるイメージがあった気がしたが…(でも数年前には三日目の混雑というものを体感していないのでなんともいえない)。いかんせんこれは会場分割から生じた特別な事態に思えるので、今後どうなるかは知らない。
・会場移動の難しさ
私は西1ホールだったのだが、気づけば(12時くらいかな)会場の移動規制が敷かれていて、入り口から西1には直接アクセスできず、西2から南を回って西1に行かねばならないという状態になっていた。田端から池袋に行くのに赤羽を経由するような迂遠さだ。お手洗いの為に西1を出たが最後、戻ることが出来ず、遠回りの行脚をしてしまった。
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つまり、気づけば自分の配置が「一般参加者にとって物凄く遠い場所」になってる、ということがある訳だ。
多分、西と南を併用する限りは生じる問題という気はする。だがわからない。しっかり導線が出来ればいいのかな。
・一次創作特有の孤独
今回、異様な孤独感を感じた。普段にない孤独を感じた。
私はそもそも社交が出来ないタイプ、というか、社交に費やす精神エネルギーの消耗が激しすぎて徐々に人付き合いを渋っていくタイプのマンだから人付き合いが先細りする傾向は否めないのだが、それにしても今回のコミケは「挨拶しに行った・しに来て下さった友人が少ない!」と感じた。
理由はいくつかあると思う。1、クッソ混んでるしクッソ暑いので、思い立って挨拶に行くハードルが単純に高い。2、成年向けジャンルが3日目と4日目に分散したので単純計算でサークル参加しているエロ作家先生の知り合いが半分になる。そう考えるとまあ自然なことのようには思う。おお、孤独感は勘違いだったのかも。自分で書いててそんな気がしてきたぞ。
ただ、一方で何とない虚無感というか手ごたえの無さが、自分の創作に由来している予感を感じて、少し考え込んでしまっている。

ここ数回、私はコミケや同人即売会に一次創作で参加している。いろいろな理由で始めたことで、ここは後悔も後ろめたさも特にない。やりたいと思ってやっていて、出来ているから、そこに問題はない。
で…同人誌、に限らず、ネット上でも何でも、イラストとか創作とかは一次創作と二次創作とで存在の仕方がワリと全然違う。
(簡略化しすぎた物言いをすると実態を逃すことが多いからあんましたくないけど)例えば、二次創作は、同好の士が集まる。皆が一つの山の方を向いているような状態だ。
一次創作は違う。作者と読者の関係性が強くなる。第三の位置の山みたいなものがない。店主と客、という関係性が強くなる。関係が互いを向く。これ、クッソ売れてる週刊少年誌とそのクッソ多い読者みたいに作者と読者が遠い関係だとストレスが少ないのだが、この関係が近距離の、対面的・相互影響的なものになると、作者と読者共に(共にってところが面白い)互いに精神エネルギーを損耗して、維持しづらい。
想像できるでしょう?例えば…創作というのは「今回はちょっとガッカリ」みたいなことがどうしようもなく存在するが、このガッカリというの、感じれば読者は損耗し、感じることを予感すれば作者は損耗する。ガッカリ感じたということを読者から言われれば作者は脈打つ心臓に小石を投げ当てられた気分になるし(通りすがりに誰かに舌打ちされたら、どれだけ自分に非がなかったり勘違いだったり気のせいだったり良くあることだったりしても、反射的にドロッと嫌な気分になったりするじゃないですか。この感覚に近い)、じゃあ言わないでおべんちゃらを言えば読者は心に一つウソを抱える。おべんちゃらを予感したらまた作者は心に一つウソを抱える。一本の糸が絡んだ車軸のように、どんどん摩擦が増えていき全てが重苦しく煩わしくなってくる。
他にも例えば…なんかの漫画を「自分で紹介してる」と何か鼻白むけど「別の誰かが褒めてる」とめっちゃ同調したくなる、とか、あるでしょう。創作と評価とかってのは、関係が直接すぎると難しいところがあるんだ。電車内で困ってる人に声をかけて座席を譲るより、知らん振りして席を立って自然に譲る形にする方が気楽、とか、あるでしょ?それに近い何かだ。一次創作と二次創作には、というか、「一次創作を描くこと/受け取ること」と「二次創作を描くこと/受け取ること」とには、それに近い関係がある、ように、感じる。
コミケというのは売り手と買い手が対面的な距離になるかなり特殊な現場で、それが二次創作の関係みたいな「同好の士の関係」だと物凄く相乗効果が生じることがあるのだが、「店と客」が「対面的な距離に強制的に置かれる」となると良し悪しがある場面かもしれない、と、ぼんやりと思っている。
特に、今の私は「デビューしたてで、新しい読者の方に囲まれていて、これから読者の方がどんどん増えるビジョンしかありません!」という状態ではないから、良し悪しの比重のシーソーが変わりつつある段階にあるのかもしれない。
このラインを粛々と歩き続けるの、心のパワーが必要な気がするが、考えたらこういうタイプの心のパワーがないと「何かを描き続け発表し続ける」とかそもそもムリな気がするので、結局粛々とやるしかないのだろう。
一次創作同人、今は流行りとか何とか言われているけど、もしかすると強風の荒野に全裸で立つくらい寄る辺ない孤独な営みなのかもしれないよ。
やり方の問題かもしれないけど。そうだとするとなんかどす黒い気分になって来るな。ものすごい狡猾な立ち回りが出来そう。
・宝物の本
コミケ4日目とコスホリの日、私は所用あって結局このイベントに参加できず、夕方になって別の用で外出した。その道すがら、山本ルンルン先生の『サーカスの娘オルガ』三巻を書店で探した。

地元には無かった。上野駅のでかくてマンガが強い書店で、書棚の中にラスト1冊を見つけて、ようやく買った。歩きながら読んだ。
面白かった。
そもそも山本ルンルン先生の作品は宝物のように作られている作品なのだが、手の中で本当に宝物のようなズシッとした重みを感じる。実際分厚いし肌触りがいいのだけど、装丁だけじゃなくて、作風も絵柄も、宝物であるように作られている本なのだ。
と同時に、こんな宝物のような本が、発売初日二日目くらいの段階で、書店で平積みにされていない、下手すれば入荷すらされていない、ということにゾワッと来た。『サーカスの娘オルガ』を押しのけて平積みを勝ち取った作品をじゃあ僕が読んでいるかというと読んでいないどころか手に取ってもいないのだ。でも、いいんだ。オイラにとって宝物だからいいんだ。商業作としてはそれじゃ困る、と言われたらどうしようもないけど、本ってそういうところがあるでしょう。「これは僕のだ!」感、というか。
そして、読みながら陰鬱になってくる。
何か、自分は今すごくつまらない人間になっているのではないか。
だから、コミケでも只の一次創作を頒布する店主みたいな感じになっちゃってるんじゃないのか。
コミケ参加だって、参加当初は胸躍る冒険とか挑戦であったはずなのが、何回か回数を重ねるうちにいつの間にか予測できる安定とか「失敗を減らそう」とかそういう打算で参加するようになっちゃってたんじゃないのか。
この手元の『サーカスの娘オルガ』に比べて俺は何なんだろう。
『オルガ』一冊がマンガ世界全体の豊かさをこんなにも力強く支えているのに、ノホホンとしている俺は何なのだ。
コミケ参加で感じた孤独感と相まって、自問自答が頭の中で渦巻いてしまった。
で。
結果として、何かすっげええ面白いことをやろう、と思った。
宝物みたいな本を作ろうと思ったので、つまり、これから、やります。
商業でも同人でもその都度何かものすごいのを描きます。考えたら前からそういう態度であろうとしていた気もするけど、つまり改めて頑張ります。

ちなみに、冬コミは、作家生命を燃やして『北へ。』の本を描く。

ビフィダスです。
4月はちょっと珍しく、嫌な働き方をしてしまったので、
仕事が一息ついた今、振り返りをしておきます。
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3月から4月にかけてはちょっと忙しくなってしまった。
3月23日、同人合同誌への寄稿4P入稿
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3月31日、「交わりの宿 弐」20P入稿
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4月8日、「マリエさんと温泉へ」32P+表紙入稿
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4月24日、失楽天誌原稿20P入稿
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こんな具合に、4月上旬近辺に締め切りが二つ三つ、そして4月末は大型連休前の前倒しが発生して、
普段だったら余裕を持って進行する筈のスケジュールのところ、自分で自分を追い立ててしまった。
「プライベートを全て犠牲にしての作業」という感じになってしまっていたのだ。
結果として、これまで感じたことのない物凄いストレスを感じる一ヶ月となってしまった。
「あーこれが終わったら暫くなんもしたくない、北海道でラベンダーに囲まれながら死にたい」とかずっと思っていた。
今回特に痛感した、まずいことをいくつか。
1・考え事が出来ない。
日常に余裕ありてこそ考え事が出来ると思うのだが、これが出来ないのが厳しかった。
「考え事」というのは漫画を書き続けて生きていく生活を送る上で、多分、絵を描く事以上に重要なことだと思う。
ここが骨抜きになると、考えの視野狭窄みたいな状態になって次に向けた作品を着想できない、だとか(そもそも作品作りって次の展開・その次の展開を常に常に考えながらやらなきゃロクなことにならないから、考えの時間幅を確保できなくなったら死も同然なんじゃないだろうか。コワイ!)個々の描写が手癖になり色気がなくなる、とか、色々な弊害が生じると古事記にある。
今、ようやく考え事の時間を確保できて嬉しい。
2、仕事が苦しいものになる。
今まで、漫画を描く事は辛い日常から逃げる逃げ道のようなもので、だから楽しかったのだが、
この一ヶ月は「プライベートを犠牲にした」「この多忙により、人生の決断から逃げてしまった」といった負い目を生じさせる働き方をしてしまい、結果として仕事が辛かった。漫画の仕事を、こういう仕方で辛いと感じるのは初めてに近いことだったと思う。
仕事は兎に角何らかの仕方で楽しいものにしておかなければ絶対長続きしない、とは本当思う。
3、自信の欠如。
自信というのは計画的に出すことが出来るものだと考えていて、実際そうしているつもりなのだが、今回はその計画が破綻したので物凄い陰鬱な状態だった。
自信の欠如した状態というのは、鍵を閉めたかどうか確認してない状態での外出のようなもので、ほんtttttttttっとうに仕事が遅くなる。から、なるべくなら機械的に除去しておきたい。
自信を計画的に作り出す仕方というのは、またいつかの機会に書き残しておきます。

で、これからやりたいこと・やったこと。
1、飲み
これは案外身体への負担が大きく、一日で懲りたので、あんまやらない。
2、散歩
ここんところよくひとりで数時間ダラダラ歩きながら考え事をしている。これはすごい楽しい。
3、土いじり
草花を育てたいと思っていたので、ラベンダーとかハーブ類とかを育て始めた。
4、北海道
北へ行こうランララン
北へ行こうランララン
春も夏も秋も冬もね
胸躍る北へスキップ
5、料理
これも今めちゃくちゃやってます。
6、身辺整理
必要になるかも。
7、ケムリクサの研究
ケムリクサ、構成が独特で興味深いので、後学として各話の展開の整理をしてまとめておきたい。
重要な発見がある予感。
8、北へ
nocchi先生の絵を勉強しないといけない。新たな扉が開かれる予感がする。
9、北へ
ゲームも進めたい。ターニャちゃんのトゥルーエンドを見てから触れていないのだ。
10、北へ
北海道の取材もしたい。
11、カラーの勉強
カラー、勝手がわからなさ過ぎるので、ちょっとあれこれ道筋を整理したい。

comic1☆15お疲れ様でした。
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ご来場頂きました皆様、本をお買い上げ頂きました皆様、暖かいご挨拶や差し入れを頂きました皆様、改めて感謝申し述べます。ありがとうございました。
また、当日の売り子をお願いしましたnaoさん、当日のおっぱいの設営をして頂きましたとらのあなの皆様、心より感謝致しております。
新刊は書店で委託もさせて頂いております!コチラ
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さて、今回は普段と違う面白い状況が生じていたので、それ含め備忘がてらつらつら書き残しておきます。
・売り子さんの衣装
ピンクのオフショルダーを探して、百貨店や女子衣料店を彷徨いまくった。
とてもいい経験だった。
・マリエさんのおっぱいに関して
https://ec.toranoana.jp/tora_r/ec/item/220005107161
とらのあなの方に「スペースで展示させて頂ければ」というお話は頂戴していたので、ワクワクしながら搬入を待っていたら、男性二人がかりでキャリーに乗せられ運ばれてきた段ボールがイヤに大きい。
念のため、長机半分に相当する自スペースのうち、B5の本2冊分を開けておいて待ち構えていたが、
いざ梱包を解かれたそれは大きさがヤバく、B5の本3冊分がそのおっぱいに占有された。
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このでかさ!挟む対象が腕とか頭!
だが、この大きさのお陰で、イベント中にめっちゃ自分でおっぱい揉めて「揉めるって・・・いいな・・・」としみじみ癒されたし、当スペースにいらした方にタッチをお勧めすることが出来て、本当に良い機会だった。
あと、兎に角この「物理的大きさ」「そこから生じる体感性」は初体験だった。かなり多くの人にとってこの大きさは初体験になると思います。
1、シャツを着せて、布越しにタプタプ触ると、ちょっと背徳感が増してこうふんした。
2、乳輪のしわしわ質感が結構リアルで(ひだひだ感がある)、指でいじるとすごくいい。
3、胸を揺らすとその振動が随所に波及してすごく重量。
4、乳首をいじるとこうふんする。
5、私「これシャツとか着せて枕にしたいですね」naoさん「マイクロビキニを着せて、たわませたいです」私「なるほど(敗北感)」
・何が良いかと言うと
ヘンなことを言うが、同人作品を定期的に描いてイベント出品していると、やることはある時点からどんどん平板化して行く。
自分の中でノウハウが溜まり、手ごたえと労力との均衡ラインがハッキリしてくることで、
あるいは自作品の反応のデータを取るためにノイズを増やしたくないといった計測メンタル(これはこれでとっても重要なことだとは思う)によって、
出品作品数・展示形式や当日の特典といったものは変動しなくなってくる。
そんな中、このような刺激的な展示が出来て、イベント参加者の方々に新鮮な驚きや体験の機会を生む結果になったことが、とても嬉しかったしありがたかった。
何か面白いことをするということ、あまり毎度は出来ないにしても、すごく重要なことなのしれない。
そしてこういうおっぱいを作っていただくことになった発端は、私の過去の一つのお仕事だったりするのだから、いろいろなことに感謝した。
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今、秋葉原とらのあなA店(というのかな、アニメイトの並びにあるとこね)の7階に行くと新刊と一緒にすっごい展示していただいているので、おっぱい揉んでみたいという方は是非!
・イベントでいつも思うこと
「絵やポスターだけ見て衝動的に買いたくなるような魅力」というのは本当にあって、イベントの度に痛感させられるのだが、
今回はこの衝動に素直になろうと特に意識し、様々な本を買わせて頂いた。
そして、今戦利品を自宅で読みながら、また別のことを考えている。
ページを開いた瞬間に「ああ買って良かった」と思わせる絵柄というのがあり、
読み進めながら「ああ満足だ・充実だ」と感じる漫画作りというのがあり、
この三つがどれもかなりハッキリとズレている
この三つを兼ね備えて外さない為に私に出来ることは何か…
そういうことを考えてウンウン唸っているし、このたび買わせて頂いた本・交換して頂いた本で、その手がかりが物凄く沢山得られた気がする。
頑張ります。

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1月27日、阿佐ヶ谷のバーTABASA様にて開催された
雑誌『エンジェル倶楽部』(書店で売ってるエロ漫画雑誌だよ)編集部主催の作家サイン色紙抽選イベント「天使のくじびき」
僕も作家としてひょろっと覗いて来ました。
ご参加されました皆様、運営設営に関わられた皆様、誠にお疲れ様でした!
そして、素晴らしい機会に混じらせて頂きましたこと、ありがとうございます!
参加された皆様が楽しい時間を過ごされたことを祈っております!
また、応募段階で抽選漏れの方々や、このたびサイン色紙をゲット出来なかった方々にも、次により良いチャンスがあることを祈念しております。
公式からのレポもある予感なので、僕はまた別の立場から、レポさせて頂きますね。
・色紙
新年、原稿の合間を縫って今回のイベント用のカラー色紙を描いて送ったところ、編集さんから連絡があった。
編「バッチシなんですけど、一ついいですか」
私「何でしょう」
編「色紙をお送りしたときに、折り目とかついてましたか?」
私「あー薄い横線の傷はあったかもしれませんね(いつも色紙は予備含め2枚頂いているのだが、一枚目でミスったので二枚目を使い、そこには実際目を凝らしてようやく気づくようなキズはあったのだ)」
編「それが、顔にまで折り目が入ってしまっていて」
私「バカな、確認させて頂けますか?」
写真を送って頂いたところ、送った色紙は「オエッ」というくらい折れていた。
色紙配送の折に使われるクラフト厚紙封筒に入れて配送したのだが、それは僕が「えいっ」と力を入れてもグニッとはならない代物なので、まあ、何か大きな荷物の間に挟まってテコの力でも加わったのだろう。
と言う訳で、カラー色紙1枚を新たに書き直して、現行の合間に編集部に直接お届けしたという訳なのだった。
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こちらがイベントに出した二枚目。最新作「交わりの宿」のヒロイン、シズクさんだよ。
僕がわざわざ編集部まで届けたのにも訳があって、原稿で毎日忙しいので、強制的に外に出る口実が欲しかったのだ。新年のご挨拶もしたかったし。
で、こういう荷物はやっぱり郵便局のゆうパックにお願いしよう、と思わされた。今までは基本ゆうパックを使っていて、特に問題がなかったのだが、今回はたまたまムニャムニャで配送をお願いしたのだ。
ちなみに破損したほうの色紙も、編集さんが「何かに使えないかなあ・・・」としきりに呻いていらしたので、
これから何かに出るかもしれません。
(話していて分かったのだが、エンクラの編集さんは、作家に原稿以外の仕事、例えば色紙を描かせるとかに、ことに大きな負い目…というか「すみません作品作り以外のことをお願いしてしまって感」を感じていらっしゃる様子なのだ。
編集さんは私が何か「お手伝いできることがあれば」と申し出ても、いつも「作家先生が作品作りに集中できるようにするのが編集の仕事ですので」と制止して下さる。
そもそも「作家はプロモーションも手伝うべき」みたいなハードルって、上がれば上がるほど苦しくなる上に効果も減っていって皆が疲弊する嫌なハードルだから、このハードルを長期的目算無しの場当たりサービス精神で上げるのは良くないという思いは僕にもある。)
・くじ引きという形式
作家が色紙を描く時というのは、単行本発売時に書店に配っておいて貰うとか(しんどいプロモーションだよなあと思う)、あと雑誌の読者プレゼントだとか、何かそういう形になりそうなものだが、
今回は色紙をオークションにかけ、それをファンイベントにする、ということで、結構珍しい形式だと思う。
だが、今回のオークションシステム…つまり抽選券システムはすごく良いと感じた。
「抽選券1枚○円で、1作家につき3枚まで買える、で、くじ引きする、外れても抽選券代がそのまま作家への支援になる」という形式なのだが、心から感心した。
ただのオークションだと値段が青天井になる危険があるし(価格が吊り上がり過ぎたら責任持てない感があるし、一枚1000万円!とかばっかりだと、何より参加した側が疲弊してしまう。傍から見れば動く金額がウン千万で「すげえ」となったとしても、参加した側が「あーバカらしい」と感じてしまったら悲劇だ。誰も幸せにならない)、
あと、作家によっての値段の差みたいなものが、「○○先生の色紙が100万円!ビフィダスの色紙50円!」みたいな感じでその場の参加者全員に知れ渡る、みたいなことがあったらイヤだよなと思っていたのだが、それも回避している。
さらには、抽選券代が作家のギャラになって直接の支援になるというのも、すごい。
そんな訳で、すごい英知を感じた。
・ファンイベント
ファンイベントというのは本当に企画が難しいだろうなと思う。
1a・参加していただけるファンの方が幸せになり、1b・今後も幸せであること。
2a・主催者である編集部とイベント会場側が幸せになり、2b・今後も幸せであること。
3a・このイベントによって出版社や書店、そして作家が幸せになり、3b・今後も幸せであること。
この6つが満たされないと、イベントというのは成立しないし継続されないのである。
この6つの満たされ方がイビツだと、「イベント開きましたが、ファン/運営/業界がポックリ疲弊しました/ネバネバ疲弊し続ける予感に苛まれました」なんてことになって歴史が悲しい方向にスライドしていく。
そんな中、僕が出来ることは何だろう…と考えた末、バーでイベントするならバーの人がホクホクになれるようにということでメチャクチャお酒を飲んだ。ビールとウイスキーとウイスキーとウイスキーと焼酎とウイスキーとラムバックとジンバックと白ワイン飲んだ。そしたら帰りがけに駅のトイレで吐いた。100年ぶりくらいに酒で嘔吐した。
でも、お酒を飲みながら皆様とおしゃべりできて、また直接に応援のお言葉を頂戴できて、とても嬉しかったです!
再度、このイベントに参加された皆様が楽しい時間を過ごされたことを祈っております。

C95、お疲れ様でした!!!
ご来場頂いた皆様、新刊・合同誌・既刊お手に取って頂けました方、ご挨拶頂けました方、重ねて、ありがとうございます!!!
おかげさまで大変充実したイベントになりました!!!
新刊『泥酔背徳温泉』書店委託してます!よろしくね!
表紙1切り出し
ブックメイト様https://bookmate-net.com/ec/17568
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A0ポスター。とらのあな様のどこかで展示される予感!
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頂いた差し入れです!ありがとうございました!!!
幾つか、あったことを短く記録しておきます。
・売り子さんに、みーちゃん様をお迎えしました。直前になって、当初お願いしていた売り子さんの都合がつかなくなり、あわててお願いしたという次第…ありがとうございました!!
・また、サークルのお手伝いに、6EYESの元サックサー(サックスを吹く方)サトゥーさんが来て下さいました!!奇縁!!!ありがとうございます!
・混雑を予感して&前回夏コミでの設営遅延地獄の反省から、7:30集合で入場したが、新木場が既に混んでいて驚いた。
・平成最後のコミケで、初めて黄色の頒布一時停止カードをいただいてしまった
ですが、設営&登録審査が時間的に早い段階だった為、運営さん側にも余裕があったようで、
余裕のある入場&設営っていいな、と思った。
ちなみに、修正基準に関して若干危ういところがあって審査→許可、という流れでした。
後学!
本当に冷や汗をかいた。引きつり笑いをしていた。
・今回は久々の壁だったが、スペースの広さ・荷物を置ける余裕に感動した。ポスターもでかい!あと、養生テープで壁にポスターを貼ると剥がす際に塗装にダメージがある可能性があるので、もっと安全なテープがある筈…
・今回驚いたのは、「結構持ってきちゃったかも」という既刊が、午後にじわじわ売れて、完売してしまったことだ。既刊が沢山あるというのは頒布する側としては展開が面倒、一般参加者側としても「沢山あるのは嬉しい」という気持ちと「沢山あると煩わしい」という気持ちがあって、難しい問題なのだが、
「既刊全部下さい」と仰ってくださる方がいらして、感動した。
また、準新刊「後輩種付温泉」を、同時に買って下さる方が特に午後から増えて、ありがたかった。序盤は大急ぎで新刊だけ確保→午後に余裕が出たら既刊が売れていく、というムーブを感じた。
・今回は久々に壁ということで、周囲のサークルの頒布速度を見ながら、あれこれ考えることがあった。
兎に角今年は「広報をおろそかにしまくった」年だった。メンタルが内向的になり、商業原稿以外で絵を公開する機会が皆無になってしまったのだ。
このあたり、作家としては「身体を鍛えて顔は不細工」みたいなものなので、両輪で頑張るべきだったと反省した。
来年のテーマは決まりました。ここです。顔も身体も鍛える。

・会いたい方にめちゃ会えたコミケでした。特に「あっ会えないかも今回!」という方にハッと出会える&様々な幸運やご助力によって出会えるということが多くて、感動した!
本年、お世話になりました。良いお年をお迎え下さい!!

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