ビフィダス牧場

サークルyogurt、ビフィダスの活動報告場です

コラム

●ユペチカ『サトコとナダ』書店で表紙買いしたが面白い。

アメリカに留学した日本人大学生サトコ。ルームシェア先で出てきたのは真っ黒いフードで目元以外を隠したムスリム女性だった。その子はサウジアラビア人留学生、ナダさん。しかし彼女はめっちゃ明るい美人さんで、お堅そうとか怖そうとか、あるいはかわいそうとかいった印象を払拭する如くに、ナダさんは人生を楽しみ、自分とか文化習俗に関する価値観を持ちながら生きていて、二人は交流を深めていく。そういうお話だ。
異文化交流だ。日本、サウジアラビア、そして舞台たるアメリカ、この三つの価値観が不思議な仕方で共存していく。
面白いよ!ネットでも読めます。http://sai-zen-sen.jp/comics/twi4/SATOKOandNADA/
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●『第3のギデオン』。6巻の表紙を書店店頭で見かけないまま時間を過ごしすぎてしまった。
書店に出かけたついでにようやく探し出して買った。
本当ドチャクソ面白い。
出てくる人物が、葛藤する!
葛藤しない奴は大体みんなすぐ扇動されてすぐ短絡的な暴力を振るい、何の罪も無い兵隊とかを殺したりする。
葛藤!
葛藤というと僕らは「うじうじ悩むだけで何もしない」とか「あっちにもこっちにも正義があり…ジャスティス…世界とは…」みたいなことだと先入観で判断してどうしようもない。それは日和見主義とか相対主義とかいうもので、だいたい腰抜けの言い訳に過ぎないことが証明されている。
葛藤とは何か。机に座って辛気臭い顔をすることとは天と地の違いがある。目の前で剣を振りかざす相手がいる。聞く耳も持ちやしない!このままだと殺される。戦って殺すことも出来るが、その相手こそが、守らなきゃいけない当の者だったら?主人公ギデオンや国王ルイはそういう戦場の最先端で、武器を持たずに愛の力で戦う真の男なのだ。
そして悲しき破壊者ジョルジュ。彼もまた、自分が破壊の矛先を向けるものこそ自分を真に救うものだと気づいている。そうでありながら彼は破壊の歩みを止めない。ジョルジュも真の男であり愛の人なのだ。悲劇だ。
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●出版社のパーティーに行って来ました。
先日、作家デビューして初めて、出版社主催のパーティーに招かれることになりました。
前々から作家先生方がトゥイートで、「出版社パーリーでビンゴ大会で景品を貰った」とか「水族館のフロアを貸しきって出版社パーリーをした」とか「水上クルーズで出版社パーリーした」とかそういう報告を写真付きでされているのを見かけるたび、私は結構歯噛みをして悔しがっていた。
こういう悔しさというのは良くない。「混じりたいものに混じれない、チクショウ!」というのは、「混じりたい母体のことを勝手に恨んでいる」「承認して欲しい相手を先んじて憎悪している」という物凄く厄介な状態だからだ。ここにハマってしまうと幸福が得られない。母体に近寄っても離れても苦しむことになるからだ
如何せん、去年の段階で僕は「来年はこういうパーリーに参加したいな」と強く意志した。そしたら参加できたので、良かった。
パーリー会場はでっかい広間で、名札をつけた沢山の作家先生や編集さんやスタッフの皆さんがワラワラ入って、お酒を次いで、皿を抱えてご飯を食べながら会話をするのである。
その際に感じたこと、分かったことを、この機会にまとめておきます。

・人は皆孤独
僕達は基本的には孤独なのだということが物凄く分かった。
孤独!つまり、僕らは知り合いとかが居ない限りは大体の場合、一人で、お皿かお酒かお箸を持って、フロアをウロウロするハメになるのだ。編集さんに会えれば、編集さんが気を回してくれで誰かに引き合わせてくれるかもしれない。そんな感じなのだ。

・自分から話しかけに行かなければ会話はできない
これもあらゆる人間関係における真理なのだが、ついついためらいがちになってしまう。
この躊躇に絡むのは大体次の二つの要素だと思う。
即ち、A・自分に対する自信の無さと、B・相手に対する無関心、この二つだ。
感謝すべきことに、漫画家はに関しては一定以上クリアしている所がある。生み出した作品と、日々の努力や労苦が、「会話の基盤」として使えるからだ。それでも「相手は自分を知らないんだから声掛けても迷惑では」という萎縮は生じる。
真に厄介な問題はだ。「お名前は知ってるけど作品のことをよく知らない」とか「作品は知ってるのにお名前と結びついていない」(これすげえもったいないと思う。よくあることだ。前に失楽天で、陰毛が濃いことを気にしておセッセを拒んできた彼女とようやくおセッセする話があってめっちゃ覚えてたのに作者先生の名前を覚えてなかったのだ。内藤らぶか先生だ。)とか、あと「昔の作品は知ってるけど最近の作品のことを知らない」とか、そういうことが結構あるからだ。
これ、恐ろしく痛感したので、今後はしっかり作品に関心を持って接すること、そして最低でもエロ漫画雑誌とかでおシコり申した作品の作家名は絶対に記憶しておくことを、心に決めた。

・会話って何じゃろう
会話というのはよくわからん。A・当たり障りの無い話と、B・踏み込んだ話、どっちがいいとかどっちをどう使うかというの、教科書とかにも載ってないのにみんな日常生活とか合コンとかキャバクラとかで平気でこのスキルを要求するし、おかげですぐ事故が起きてこっちばっかり後遺症が残ったりするのだから、なんか教習所とか欲しいものだ。
まあ想像だが…
A・当たり障りの無い会話=話し方から相手の社会常識、対人常識、そして人柄を知り、相手をしていて心地よいかどうか・信頼できるかどうか・共通の話題を持てるかどうかを判断する段階
B・踏み込んだ会話=相手が一定以上信頼できる/話題を共有できると分かってから、自分と相手の内奥の趣味趣向や考え方を披露し合い、交換して、互いの精神生活を向上させる営み
多分こんな感じの役割分担になっているのだと思う。スマブラって、ダメージを与えて下準備吹き飛ばして気持ちいい、みたいな役割分担があるじゃないですか。あれと同じなのではないかと思う。
…ということ、自分で整理してみて、今、ようやく分かった。なんてこった。

その上で、会話を構成するファクターはこんな感じになるんじゃないだろうか。
1・挨拶
2・自己紹介
3・共通の話題を見つける
4・その話題に対する各人のコミットの仕方を引き出し、互いに有益であるようにじっくり交換する
大体こんなものになる(たぶん合ってる)。
ありがたいことに作家の飲み会となると、3が大体「漫画」で確定するし、4も「漫画の方法論」で確定するのでここんところ苦しさがない。
そうすると、例えば…
ケース1:こっちが知ってる先生を見かけたら
挨拶して、自己紹介して、「好きです」って言って、過去の単行本の好きな話であるとか最近の作品の話をしたりして、気になってる点だとか創作のコツだとかいった話を聞いてみてウンウンフムフム頷いたりする、
見たいな感じになるし、
ケース2:互いに知らない同士であったら
挨拶して、自己紹介して、どういう作品を描いてるのかを聞いてスマッホで調べたりして、創作上の労苦だとか方法論だとかの話を互いにして情報交換してウンウンフムフム頷いたりする、
そういう行程を踏まえれば、とりあえず間違いはないのではないかと考える。
…だが、このやり方だと多分僕らは早々に行き詰って疲弊してしまうような気がする。
というのも、一回の会話なら成立しても、二回目三回目となるとネタが被ったり話題がなくなったりしそうじゃありませんか。
多分それを回避するには「常に新しく勉強していること」が必要で、じゃあそれは具体的にどういう振る舞いなのかというと、新しい作品とか漫画とかアニメとかゲームをその都度摂取し、解釈し、吸収し、自覚的に言葉に紡いで貯めていくことなのではないかと思う
良き会話をするとは良く生きることなのではあるまいか…

パーリーの話に戻しますに、

・人は皆苦労している
これを知れたことは本当に良かった。
基本、会場にいらっしゃるのは僕より実力も才気もある先生ばかりだ。絵とかめちゃ上手いのだ。
そんな先生方が、皆様やはり苦労されている。
そういう話を聞くと、「何だかんだで僕らは互いに苦労しながら同じ世界を支える者同士なのだ」と、実感する。
「混じりたいチクショウ!」とか「承認されたいチクショウ!」みたいな歪んだ自意識がじんわり癒される、不思議な空間だった。
そういう意味で、あの場でお話できたことは本当に有意義だった。

前を向いてがんばろう、と思った。

子供が漫画家を目指すと言い始めたら親としてどう対応するか。
そういうお話がトゥイッターとかで騒がれている昨今ですが、そもそもこのあたりの問題はあれこれあって十把一からげにはし辛い事柄なので、
僕の知っている限りでまとめてみるのもいいかもしれんと思って、今からちょっとまとめてみます。

●そもそも「漫画家になりたい」という夢は漠然としている
この事実に気づいたのは僕が漫画家の先生方とトゥイッターやスカイポなどでお話できるようになってからのことです。だからここから始めます。
漫画家になりたい、とはどういうことなのか。青年期の人間がこの言葉を口にする時、そこにはこういった類型があるのではないかと思う。試みに、以下にざっと並べてみます。
1、週刊少年ジャンプでドラゴンボールやワンピースを描く。←これ、何故かよくあるイメージなのだが、まあ千代の富士になりたいとか野茂になりたいとかと同じ現象なので、避けられない。
2、一般誌で漫画を連載して人気作家になりたい。←このラインで頑張る人は多いし、ここに入るルートの門戸は近頃マイコンとか作画ソフトとかSNSとかの発達でゴキッと広がったから、すごいいい世の中だと思う。
3、描きたい漫画の構想が脳内にあって、それを読者に伝えられる立場になりたい。←中高生とかによくあるパターンの気がする。だが、振り返るに作品発表の機会というのは商業誌に限らず、ネットとかSNSとか同人とかコミティアとか色々あるので、この場合はプロになるとかお金貰うとか無関係に、自分の作品を形にして読者に伝えられることがゴールなのだろう。(あと、そもそも「私の頭の中に出来てる超大作の構想を見てよ!」ってタイプの人は、あんま連載に至る事が出来ない気がする。連載に必要とされるものは、なんつーか「毎話に必ず面白さを盛り込めるサービス精神」だとか「毎話にその都度、読者を飽きさせない仕掛けを配置できる巧みさ」だとかの方がウェイトが大きい気がするので、連載したい時は「脳内ストーリーに対する深い情熱」よりも「あれこれバンバン話を作れる多産性とレパートリーの豊かさと、めげないタフネス」を鍛えた方がええんでないかい、とか思う。ここんところ、私は編集さんの立場になったことはないので実際のところは知らない。)
4、一回でもいいから商業誌に載りたい。←これ、わりとあると思う。「商業誌に載る」ということは、「作家としての自分の価値証明」みたいな意味がある。このステータスを得たいという人は絶対に多いに違いない。只、ここに潜む「自己肯定感」みたいな動機は厄介なもので、飢えてる時は無限に飢え続けて「次は単行本だ」とか「アニメ化だ」とか考えちゃって心の休まるときがないし、かと思いきや、事故とか怪我とか家庭の事情とかの外的要因をキッカケにあっさりポッキリ折れたりする。人生とは、言い訳にブチ当たっては軌道を変えていくコリントゲームのようなものなのやもしれない。
5、漫画で生計を立てて自立を獲得したい。←生活の自立を獲得するというのは立派なことで、親からの文句とか心配とかも受けなかろうし、学生から社会人へと移行する若者にとっては人生の根本問題だ。だが、こうなると行動の選択肢は、というか発想の選択肢はブワッと広がる。自分の生活を維持するだけのお金を漫画で稼ぎ続けられればその人生は成功している。生活や人生計画に足りるお金さえ稼げれば、それ以上無理して働かなくても別にいいのである。「お金さえ稼げればいい」ので、活動の場は商業マンガ雑誌への連載には限定されない(ここが、話を聞いていて初めて知ったこと)。商業でデビューしなきゃならんとか、商業で月産○○ページ描かなきゃならんというような制約がない。頑張って物凄く魅力的な同人誌を描いて頑張って頒布するとか、スケベな漫画をデジタルで描いてDMMとかDLsiteとかでデータ販売するとか、それだったらそもそも漫画じゃなくてイラストという道もあるとか、patreonとかfantiaみたいな支援SNSに登録して支援者にお金を貰って作品を提供するとか、そういう風に道が広がる。その代わり必要スキルも変わる。市場リサーチとかマーケティングとか宣伝とかを、鷹の目のように抜け目なく自分でやらなきゃいけない。清貧とか職人気質とか言ってられない(今の時代、そもそも多くの人は清貧とか職人気質とか言ってられない)。他にも、培った作画のスキルを使って高給アシスタントになるとか、そういう道もあるらしい。重ねて言うが、絵や作画技術でマネーを稼ぐ道というのは色々あるのだ。
6、兼業で漫画家になりたい←よくあるが、特に問題がない。そもそも「兼業」という発想を持っている時点であんま問題がない。
・・・こんな感じで、「漫画家になりたい」という漠然とした言葉にいざ光を当てると、様々な内実が見えてくるのである。
(そもそも「子供が漫画家になるのを制止したい」という親の意志の根底にあるのは、子供を不安定な職業に付かせたくたいとか、すねかじりにさせたくないとか、社会に放り込んで一定以上の世間知を身に付けさせたいとか、世間に恥じない存在にしたいとか、老後の介護をお願いしたいとか、そういう願望であると思われる。よって、こういう心配はある程度は仕方がない気がするし、じゃあ子供に漫画家をやめさせればそういう心配事が綺麗に回避できるかというとそんなことも永遠にないので、つまり結局、このあたりの事柄は、親と子供の人生の分岐路に存在する流行病という気がする。)
・・・
まとめるに、
・「漫画家になりたい」という大雑把な言葉の背後には、人それぞれの様々な背景事情、様々な願望と、それに対応したゴールがある。様々な人生プランがある。
・現実問題としては、人生の自立が出来ていれば殆ど誰も文句がない。自分の人生を自分で決断して選んで、結果的に自立できていれば、実は自分も親も誰も、なんも困らない。なーんも困らない。例えそれによって失敗しても、自分で決断した限りは実はあんま困らない。何故なら自分で決断した人間は、失敗後も次の方策を自分で決断できるからだ。だから困らない。他人に自分の人生の選択を任せると、こういう場面で決断ができなくなって、他人のせいにするとか恨むみたいな嫌な苦しみ方をする。
・時代は変わっている。絵を描いて生計を立てる道は多岐化していて、「漫画家」は今はそんな狭き門じゃあない。「漫画家の収入は、雑誌やwebの商業連載の、ページ単位の原稿料(これ、はっきり言って全然多くない)と、出るかどうかわからない単行本のフニャフニャした印税(これも、めっちゃ儲かる状態になることはそんな多くない筈)だけ」では全くない。兎に角、「絵を描いてモノを作って売り出して、その絵とか作品世界の価値を認めてもらって、「あーこの作家の作品、ほしいなー」とか多くの人に思って貰って、対価を得る」という道が今、十数年前とかに比べてめちゃくちゃ広がっている
・・・僕らはそこら辺から考えなきゃいけないのだと思う。
●「漫画家になりたい」という願望を見つめなおす時
だから、「漫画家になりたい」と思った場合、自分の願望というものを見つめ直さなきゃいけない時というのが絶対に来るのだ。これは絶対に来る。
自分は何になりたいのか。ワンピースを描きたいのか。何故そうなのか。親とか世間に認められたいからなのか。世間一般の漫画家のイメージの軌道に乗りたいからか。一般論として、そういうフラフラした考えでとりあえず皆が乗ってそうなエスカレーターに自分も乗っとこう、みたいな発想は受験の進学先を決める時くらいしか通用しない発想で、その時期が過ぎるとこれが通用しなくなってきて、使いもしない資格の所持数だとかTOEICの点数とかで一喜一憂し、「同期から一歩でも出遅れたから俺は負け組だ」とかどうでもいいことで悩み出し、心労は増し、頭は禿げ、無意味に溜まった給料を他人の薦める凝った酒とかに費やして、「人生なんてこんなもんだ」とか愚痴りながらそのルサンチマンを自分の子供に押し付けて子供の人生軌道を踏み曲げて憂さを晴らしたりする。悲しい。
自分は何になりたいのか。何が欲しいのか。
これにも、大体次のような目標と、それにいたるルートとがある。
1、商業誌に載って連載したい
漫画家になるために複数の少年誌やヤング誌に持ち込みして多方面に縁を作り、多くの人に良い意味で気にかけてもらってアドバイスを貰いながらスキルを上げていって賞とかに応募するのか。
同人から始めて、画力や表現力やマーケティングぢからを実地で磨いていって編集さんに声をかけてもらうのを待つのか。
トゥイッターとかに漫画をガンガンアップロードしていって、連載に対する予行演習をしつつ知名度と宣伝力を上げていって編集さんに声をかけてもらうなり分厚いポートフォリオにして持ち込みするのか。
ピクシブで漫画をどんどん描いていってなんか話題になってなんか単行本化してなんかアニメ化するのを待つのか。
昔に比べ、今は道が多い。
2、一人で漫画を描き続けていたい
大きな仕事にしたくない、アシスタントを使うとかプロダクションを構えるとかがめんどくさい、というタイプの人はいる。
そういう場合、例えば、一人で作画を進める効率の良い方法論をガッチリ形成して、一人で全部出来るようにするという道がある。高橋ツトム先生はそうされてるらしい。「漫勉」見てたらそんな感じだった。
他には、一人で作業するペースを守りつつ、商業掲載を無理ない仕方で続けて、あとはバイトとかアシスタントとかでお金を稼いだりコミケで頑張ったりして生きていく道もある。多くのエロ作家はここのラインにいる気がする。
3、自由に作品を作りたい
そもそも「商業誌に載る」ということは必須の事柄なのか。
「漫画を描いて生きていく」ことは、別に「商業誌で連載を持つ」ことには限らないし、そもそも「生活費を漫画から全部捻出する」こととも限らない。
編集さんによる内容指導だとか「近親相姦はダメです」的な縛りがイヤだ、わしゃ自分の好きなように描きたいんじゃ、ということに気づくケースもある。
そういう場合、商業から離れて同人とかSNSとかで自由にガンガン描いていくのもいいのだろう。
コマ割りをして右から左へ読む漫画という形式が自分にそぐわない、なんてことが分かることもある。
そういう場合も、漫画という形式に固執する必要はない。文字入りイラスト集とか、形は色々あるからだ。
4、絵でお金を稼ぎたい
こうなると、商業誌の連載よりも都合の良い道は多い。
スケベに関するリサーチをがっちりやって、DLで徐々にものを売って、その資金を使って優れたアシスタントさんや作画担当さんをガンガン仲間にして、どんどんハイクオリティの作品を作ってどんどんお金を稼いでいく道、とか、ある。

・・・どの道にもめんどくさいリスクとか、衝突する壁とかがある。また、目標が途中で変わっていくことというのもいくらでもある。
このあたり、自分で吟味し自分で判断し自分で選択して決めていければ、嫌なタイプの後悔せずに日々を楽しく生きていける気がする。

さて、諸々の道に損するリスクに関してのお話もしたいのですが、それは後日に。

去る1月28日、秋葉原書泉ブックタワー9階イベントスペースにて開催されました、
『キミを誘う疼き穴』発売記念、エンジェル出版主催、サイン&トーク会「天使のまんだん」第一回、無事終わりました。
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すごく素敵なイベントでした!もう、すごく素敵でした。
参加された皆様、この場をお借りして改めて感謝申し述べます!ありがとうございます!本、楽しんでいただければ幸いです!
そして、場をご用意いただきました書泉ブックタワー様、エンジェル出版編集部の皆様にも御礼申し上げます。ありがとうございます!
エンジェル倶楽部公式ブログでのレポートはこちら!
http://angelweb.jp/blog/?p=13777 
以下、私の方でもレポートをさせて頂きます。備忘がてら、何があったのかを思い出しつつ書いていきます。

1、会場に行ってみよう
会場になる書泉ブックタワーさんは、9階のイベントホールフロアまでエスカレーターが通じていて、9階から先のエスカレーターは関係者立ち入り禁止となっていて稼動していない。
ここを、編集さんに案内されてテクテク上り、10階に立ち入った。そして、パネルとか棚とかお手洗いとかを抜けてウネウネ曲がると、控え室があった。私は感動したのでしゃしんを撮った。
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なんてこった!控え室!
暫くして会場設営が終わったので、降りた。
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整然と並ぶ椅子!椅子の上にはおまけのポストカードと、イベント限定のネーム冊子!新作のネーム(漫画の設計図みたいなラフ段階のもの)を冊子にして下さったのだ。
奥にあるのがレジだ。エンジェル倶楽部の新刊も置いてある。
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壁には、告知用に書いた各話ヒロインの日替わりイラストが!壮観だ!(描いててよかった!)
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演台。奥には今回のじゃんけん大会の為に作ってくださった単行本表紙絵のタペストリー。
ちなみに机の上にあるのはサイン色紙。前に描いたけどとある事情で放っておいたものを、折角なのでイベントの為に持って来たのだ。
2、イベント人数に関して
サイン会というものの形式を私はよく知らない。
自分で参加したサイン会は、書泉グランテで開かれた赤根京さんの写真集のサイン会、あの一つだけだ(一生のおもひでぽろぽろだ。生の赤根さんに目の前で「ビフィダスさんですか!」と驚かれた時の感激を私は忘れないだろう)。
前に見たドラマの「重版出来!」では、皆が自分の単行本を持ってきてて、書店を埋め尽くす行列を作り(あれ何百人いたんだ)、机にいる著者にサインをして貰っていた気がした。
だが、これやると結構しんどかろう。
まず書店は行列管理で売り場をおもいっくそ制限されようし、参加された方に体調不良とかトラブルとかあったときの対処・管理もしんどかろうし、
著者もサイン描きまくってその場で絵まで描くとしたら腕が疲れようし(サイン本に「絵」を描くというのも、ある意味で好意のサービスだ。つまりは、サービスが行き過ぎるようになると、しんどい悪習となって維持できなくなってくる)、
並んでいる人の待ち時間も深刻に長くなりそうだ。一人一分でも50人なら50分。最初の人と最後の人とでは50分の差が出てしまう。厄介だ。
今回のイベントは、今後継続していくつもりのエンジェル出版主催サイン会イベントの第一弾企画で、嚆矢というかそんな奴だ。編集さんはかなり企画を練っていらした様子で、次へと繋げていける持続可能なイベント形態、というのを調整していらした。そのある種の様子見として、このイベント規模へと行き着いたのだという訳なのだ(ろう。僕はその企画決定の場にいた訳ではないから知らないが、以下の理解で大体合ってる筈)。
即ち、人数を限定する。20名の予約制。
そしてサイン本はその場で描くのでなく、予め著者の方に本を送っておいて、イラストを描いてから会場に搬入する。予め描ける分、それなりにご満足頂けるようには描く(それでも粗いし、20冊描くのメチャ疲れた。本の表紙をエイッと開いてのアナログ速筆というのは全ての作家が持ってるスキルじゃあないのだ)。
そして、サイン本を会場内レジでお買い上げして頂く(イベントによっては、予約チケットの時点で本の代金を払う形式もあるようだが、会場内でエンクラ本誌も売っていたのでその兼ね合いでこうなったのだろう)。
人数を制限する分、参加者の方には有意義な時間を過ごして頂けるように頑張る。
そして、長く待たされるだとか会場が満杯で体調不良になるとかマイクの声が聞こえないだとかいった風な会場内トラブルが起こらない丁度いい人数。(当然だが、参加された方が一人でも悲しい思いをされてしまうと、「参加者全員が幸せであるように」とイベントを開いている主催側はその方の悲しみを重視してしまい、今後のイベント見直しとか取り止めへと判断を傾けてしまう訳なのだ。だからイベントの管理というのはとっても重要なのだ。
作家負担、イベントの継続可能性、会場規模、イベント管理の限界値、運営体制、これらの兼ね合いの結果が今回のイベントだったのだと思う。
実際、会場に並ぶ椅子を見た時は、「この配置なら最大でも席数は25が限界だろう」と思ったし、イベント開催後は、「本当に良い人数設定だった気がする」と思った。無論、今後また様々な形態を試行していくような気もする。
3、イベント開始
めっちゃ緊張した。
トークの主題に関しては、イベント数日前に編集さんと大雑把に打ち合わせをしていた。
編集さん「当日のイベントトークは、この手元の新作ネーム冊子を見ながら進めるという形にしましょう」
私「あ、その前に、来場者の方にご挨拶とお礼を申し上げる時間を頂戴してもよろしいでしょうか」
編集さん「そうですね、ではその時間を設けましょう」
私「あ、単行本発売イベントなので、単行本に関してお話する時間を頂戴してもいいですか(ズケズケ言う)」
編集さん「そうですね、ではどういった聞き方をしましょうか」
私「えーと、本をまだ読んでない方もいらっしゃるでしょうから、本が出た感慨だとか反応だとか、そういった話がいいでしょうか」
っみたいな感じでズケズケ要求したが、話す内容に関しては当日になって頭がスッカラカンになったのでメチャクチャに喋った。
4、読者にお礼が直接言えるイベント
このサイン会&トークイベントという機会が私にとって嬉しかったのはこれだ。
で、冒頭で確かこういったことを喋っていた気がする。
……
料理人というのは調理中に自分の料理の味見が出来るし、皿に並べた料理を皆と共に味わうことも出来る。
だが、漫画家というのはそれが難しい。原稿を描いていく最中に作品を自分で何度も読んで検討してしまうので、世に出す頃には皆様と同じようには味わえない。自分の作品が本当に人を楽しませているのか、その自信がないのだ。
私がこれまでエンジェルさんで作品を楽しく描けたのは、読者の方からアンケートやファンレターを頂戴していたからで、それがなかったら自信を持てないままウロウロしていたことだろう。本当に助けられた。
読者の方には一人一人にお礼が言いたいし、この度出た単行本を買ってくださった方全員に本当はお礼が言いたいのだが現実的にそれは難しい。でも20名の方にこうして直接に御礼できる機会が出来たこと、大変感謝しているし、その場を提供してくださった書泉様にも御礼申し述べたい。
そして、一つお願いがあるのだが、好きな作家さんだとか好きな作品があるなら、どうかそれを編集さんなり雑誌なり当人なりに伝えて貰えると有難い。そうすると作家は本当元気が出るだろうし助かるだろう。
……

みたいなことを喋った。
会場、最初は私がド緊張状態にあったのだが、段々と参加者の方に笑顔やリアクションが増えて、どんどん打ち解けて温まっていった気がする。
感動したのは、参加者の方に挙手をお願いしたところ、「デビュー以前から同人とかで私を知っていた人」「エンクラで私を知った人」「このイベントや単行本で私に興味を持った人」が綺麗に分かれていたことだった。これは本当嬉しかった。エンクラで掲載したことや、本を出したりイベントをしたことに、明確な意味があったということを、目の前にいる人という形で知ることができたというのはすごいことなのだ。
あとは、何故今作では尻をフィーチャーしているのかとか、尻とおっぱいの差異であるとか、作画についての目標だとか、断面図であるとか、方法論であるとか、編集さんに話を振られるままに、頭を搾り出してムチャクチャに喋った。
と思ったらタイマーが鳴り、じゃんけん大会になり、サイン会になった。
サインを書いて贈呈する時、来場者の方に直接会話してご挨拶することが出来るのだが、この時間もまたとてもありがたかった。ダラダラすべきじゃあないがテキパキし過ぎても良くない、という微妙な場面なのだが、おかげさまでまったりと朗らかに進んで本当良かった。
で、サイン会が終わると、なんと寄せ書きのプレゼントがあった(これ、当日知ったことだ)。参加者の方が私へのメッセージを書いて下さったのだ。有難く受け取った。今でも家で読み返しています。
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花束や、寄せ書きや、お客様や書店様に頂戴したお土産(これもあんま慣習化すると今後に良くない影響を感じるので報告は省かせて頂きます)を持ち帰って、書泉さんを後にした。
本当、ありがとうございました!

5、書泉ブックタワー
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書泉ブックタワーさんは私がかなり長い間利用させていただいた書店の一つで、文庫関係、各種資料や技術書、あとマイナー作品を広くカバーした一般コミック、復刻コミック、あと写真集とかも強い書店さんだ。スケベ漫画もある。
普段、客としてこのお店を利用していた自分が、客と違う立場でこのお店を使うことになる日が来るとは本当思いも寄らなかったことだった。
3年前の自分が今の自分を見たら「何か凄い幸せなことになってるね」と褒めてくれるのだろうか。


単行本、よろしくね!!
スクショ4
 

キミを誘う疼き穴、発売初週が経過して、各書店さんより様々な反応を頂戴しております!
(通販サイトとか特典情報とかのまとめはこちら!)
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ちょっとこちらでも秋葉原の書店様のご紹介をさせて頂きます。(エンジェル倶楽部公式トゥイッターのご報告より)
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オータムリーフ様では発売週で第一位を頂戴した模様です!ありがとうございます!!!
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K-BOOKS秋葉原新館様では、第二位!ありがとうございます!!
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秋葉原メロンブックス様で三位!ンアーッ!
(私の作品はナウ可愛い系のものではないので、ナウ可愛い作品が元気な本屋さんで売れているとすごい嬉しい)
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秋葉原書泉ブックタワー様では、編集さんお手製のポップが飾られている模様!ありがとうございます!!
こちらでは週末28日にサイン会&トークショーがあります!
(先刻キャンセルでの欠員一名再募集があったのですが、そちらも座席が埋まった様子です!)

作品を取り上げていただきましたレビューやニュースも改めてご紹介!
興味有るという方はどうかご参考に!そして既に本を読まれた方も、是非!私も拝読して、あっ見抜かれた、とか、あっなるほど自分で気づいてなかった、などと唸っておりました。
酒とエロ漫画の日々。様 「事前の予想を上回る得も言われぬ世界」
それは私の妄言だ+様 「絡み付く様き引きずり込まれる様な淫靡さと、妖艶な雰囲気が漂う…独特な雰囲気
アキバblog様 ビフィダス初単行本 キミを誘う疼き穴 「乱れ堕ちていく姿が、本当にドエロくて最高」 
ヘドバンしながらエロ漫画様 「ヒロインの性的魅力に囚われ欲望が露わになる退廃感」 
漫画まみれラノベづくし様 淫らさが溢れ出す! 良作揃いの珠玉の初単行本
E.M.D.2nd様 子宮で感じまくる女性陣の痴態模様が満載!! 

本の御感想頂戴できると、本当やる気がみなぎります。ありがとうございます!! 
御購入報告や御感想やおシコり報告、いつでもお寄せ下さい!大歓迎に御座いますッッ!!

(SNSでも、御購入報告や御感想、日々沢山いただいていて、感謝しながら読ませて頂いております。「奥宮さんの話がいい」とか「松原さんがいい」とか「ミカちゃん幸せになって」とか「ゆり姉さん」とか「原田さん好き」とか、色んなお声を頂戴できて、励みになっております。「この本を買ってよかった」と言ってくださる方が居て、本当嬉しいです。シコったという報告を頂戴すると、「天は私の存在を許した」という気分になってオワーってなります。)
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なお、以下は備忘を兼ねての日記めいた文章です。
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【コラーム】作家・本・書店・読者の間で
単行本発売月である一月、僕は何をしていたかというと、原稿仕事を丸々空けた。
昨年11月末が単行本作業でカツカツになり、そして単行本発売月であるこの1月の「エンジェル倶楽部」本誌に新作を掲載する為、12月は前半が商業原稿作業に費やされ、また読者特典、とらのあな様でのリーフレット、冬コミの原稿などがカツカツに入り、12月は神経をすり減らしながら終わった。
1月頭になってから、K-BOOKS様宛の色紙を書き、また商業原稿の残り作業に着手して、一月上旬に提出した。
そこからほぼ二週間経った形になる。
ずいぶん、時を経たという気がする。
この時間、本来だったら私は絵の勉強をする心積もりだった。
が、年末の段階で、今年の仕事に向けての様々な新しい展望が生じ、その為の企画や心積もり、展望の計算(私は結構これをやる。未来の目標をクリアするために自分が現時点からどれくらいアクセルを踏めばいいのか、その全体的な青写真を思い描く訳だ)などがあり、ワクワクしながらも気が休まらなかった。
単行本発売前には、毎日カラー告知絵を描いた。告知は入念にやれ、と古事記にあるからだ。
発売後も、告知を入念にやった。「え、この人単行本出してたの?いっけなーい!」という方や「なんか評判らしいから買ってみよ」という方を一人でも増やせれば嬉しい。「漏らしを減らす」というのは掛け値なしに良いことだ皆が幸福になるからだ。故に告知・宣伝はする。
編集さんもメッチャ力を割いて下さった。
書店さんもメッチャ尽力して下さる。
その中で僕もできるだけ協力したい。
結果として、この宣伝や告知に、多くの力を割くことになった。
もしも原稿の締め切りを並行して抱えるような状況だったら、こんな密な宣伝は出来ないだろうと自分で感じている。(こう感じてしまうことは本来良くなくて、原稿を抱えていようがなんだろうが告知はすべきだし、将来原稿と宣伝を同時にすることがあったら、粛々と両方するのだろうが。)

書店さんを回ってみる。
目立つところに大々的に展開して下さるお店もある。
新刊でありながら、一番目立つ台から弾かれるというケースもある(書店の傾向と私の作品が合わないとかいうことはある)。
ランクインしているのに、新刊平積み台で目立たない奥まった場所に置かれちゃってるというケースもある。
売れているからか平積み台で引っ込んでて死角になっちゃってた、というケースもある。
私に腕力が足りないのは良い(これは「私の力量で表舞台に立つ決断をした」という決断の結果なので不平はない)。だが、ならば今から私に何が出来るのか。
本が出るということは、作家の裁量ではどうにもならんものがガッと増えるということだ。作家と読者の間には、出版があり、流通があり、書店がある。作家の突き出した腕は、こうして仲介を経ることででかく太くなり、この腕が全国の読者の方に広く到達ことになる訳だ。が、その分、作家本人の神経は腕の先には通わなくなる。本は何部刷るのか。何部出荷するのか。書店のどこにどれだけ置き、どう宣伝するのか。これは作家の裁量では当然ない。
この、自分の力ではどうにもならんことに関して、なお自分で今から現実的に何が出来るか。それを計算する脳や心が勝手に動き出す。私の力量外の事柄に、無闇に心を砕いた。
結果的に、神経が磨り減ってぶっ倒れた。
ぶっ倒れたのが不愉快だったので筋トレして治した。

打ち合わせで、編集さんと話す。
話を聞いていると、やはり自分の裁量外の懸案がどんどん出てくる。ハラハラしたり、ヤキモキしたりする気持ちが芽生えてくる。在庫はよAmazonに流してくれとか思う。私に圧倒的な腕力があればズバッと突破できたかもしれない事柄だったのでは、と、悔いる気持ちも生じる。だが、過ぎたことは後でリベンジすればよかろうことであるし、不透明なものというのは誰にも判断がつかんものなので、ヤキモキしても仕方がない。
だから、今は自分に出来ることを粛々としようということになった。

作家に出来ることというのは、何だろう。
作家の本質は、読者に作品を喜んでもらう、ということだ。
そうなると、作家の仕事は次の二つの要素から成り立つことになる。
1「いいものを作る」
2「知って貰う」
1なら、一応は作家の仕事の中で、目指せる。ガンバロ!
問題は2だ。つまり宣伝だ。だがこの労力、作家の仕事のルーチンの中で捻出することが難しいケースがある。
私は一応この発売月に休みを頂けたから、2ができるが、それでもノウハウがないのでこうして神経を費やしてしまった。休みが取れない場合はどうなったんだ。他の人は。ここは割と問題な気がする。
とはいえ、「2は本来作家の仕事じゃない、編集とか広報がやるべきである」とか言うのも、いまいち他人任せ過ぎて妙な話のような気がする。
結局は、2へのリソース配分を作家自身がやる、というのが一番良さそうなやり方という気がする。野球だって打つ、投げる、捕ると三つの全然別の仕事を同時にやらされているんだから、似たようなもんなのかもしれない。
また、1と2を悪魔合体させた「いいもので、知って貰えるものを作る」という方向に力を配分するというのも、悪くないやり方かもしれん。……あんまこれを意識し過ぎると作品に独特のエグみが出てきて、なんか15秒のTVCMとかテロップだらけのバラエティばんぐみみたいなものになってしまいそうなので良し悪しだとは思うが。

如何せん、次からも頑張りますぞい!
で、今月末発売の「エンジェル倶楽部」に、新作20P、載せますぞい!おばさんとの禁じられた恋愛話だよ!お楽しみに!
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結局、全ての基盤にあるのは、「読者の人が喜ぶ」というその一点だ。
東日本大震災の時、コンビニに置いてあった週刊少年チャンピオンの「囚人リク」と「バチバチ」を読んでいる時間だけ私は世界の不安から解放された。作品世界という別世界の中で息をすることが出来ていた。漫画作品一つ一つが、現実世界に並行する別世界なのだ。我々はその複数の世界を交互に渡ることで生命力を格段に増強していく。
この経験が余りに強烈に心に突き刺さっているので、文学とか漫画とかいったものは業界やら人類やらの形がどう変わろうが永遠になくならない、という確信を勝手に抱いているし、多くの人がそういったことを感じているから、作家とか漫画家というのはずっと生まれ続けているのだろう。希望のある話だと思う。

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↑松原さん。
・・・
そして・・・
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・・・1月15日深夜11時時点ですが、Amazonのアダルトコミックカテゴリで6位。
上は全部kindleなので、kindle抜かしたら1位。
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ありがとうございます!うれしゅう御座います、そして御好評頂けて何よりです。
折角なので、単行本に収録されたお話を全話あらためて紹介します。
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1・奥宮さんはお手洗いにいる
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クールな女子社員、奥宮さんにはなんかのヒミツがあった。後輩男子がそのヒミツを知ってしまい……。

2・ゆり姉との主従関係
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10歳年上のゆり姉は、かわいい弟をオモチャにしていた。変則おねショタ、禁断愛的ななんかだ!

3・松原さんと温泉で
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商店街にたたずむ古物商の娘さん、松原さんが、温泉旅行についてきた。近づきたいと思うのが人情だ。

4・雨宿りのミカ
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雨の日、ある廃屋に行くと謎の女の子ミカちゃんに会える。ミカちゃんとは何者なのか。メチャ描きたかった作品。

5・バナナセーキガールズ
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エーコとシーちゃん、二人のビッチが、むさぼる。

6・ヒカリさん開発日誌
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ぽっちゃり箱入り新婚さん、ヒカリさんはセックスレスだった。性の喜びを知らせたい。

7・陸上部ランちゃんの憂鬱
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陸上部員、負けん気の強いランちゃんは、なんかの慰み者になっていた。ひどい!何故!?

8・公衆便所の花澤さん
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告白して彼女になった花澤さんは予想外にヘンタイだった。だがその心の奥には……。

9・センパイ・ビフォーアフター
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大学の高嶺の花、アオイ先輩と交際してみたら、高嶺の花が思わぬ太り方を見せた。男子の心に火がつく。

10・原田さんの帰り道
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原田さん。暴行から救って以来、センセとの距離の詰め方がオカしいことになってきた。

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